キッチンのお掃除編

使い終わったティーバッグで油汚れがスッキリ落ちる
紅茶を飲み終わったらすぐに捨ててしまいがちなティーバッグですが、紅茶は油汚れを落とすのに効果があるので捨てるのはもったいないです。
ガスコンロやシンク、鍋などについた油汚れをキレイに落とすだけでなく消臭の面でも効果が期待できるので、紅茶を飲んだ後のティーバッグは捨てずにお掃除グッズとして再利用した方がいいでしょう。
汚れにはアルカリ性と酸性があります。
酸性汚れ:油、皮脂など
アルカリ性汚れ:水垢、石鹸カスなど
アルカリ性の紅茶は酸性の油汚れと中和するので汚れが落ちやすいのです。
コンロの焦げつきや油汚れを簡単に落とす方法
●超電水
『紅茶はアルカリ性なので油汚れがよく落ちる』という事を先ほど説明しましたが、常に使用済みのティーバッグを用意する訳にはいきませんよね。紅茶を飲まない人なら尚更だと思います。
そんな人にオススメなのが『超電水』です。
超電水は水を電気分解してアルカリ性を強めた特殊な水のことで、ホームセンターでも1000円程度で販売されています。
アルカリ性は酸性である油汚れに対して効果がバツグンなので、シュッと吹きかけて雑巾で拭き取ればあっという間に油汚れが落ちてしまいます。
●耐水ペーパー
焦げついた油汚れだとさすがの超電水でも簡単には落ちません。
そんな時に使えるのが耐水ペーパーです
目が細かい2000番辺りを使って焦げついた部分を擦ってあげれば簡単に汚れが落ちます。
※表面に傷が付くかもしれないので様子を見ながら少しずつ擦った方がいいかもしれません。
1、小麦粉と軍手
①油汚れに小麦粉を振りかける
②30分ほど放置
③軍手をつけて表面をこする
小麦粉は油を吸着する性質を持っているので、小麦粉と一緒に油汚れも落ちます。
2、食用油
①油汚れに食用油をたっぷり塗り込む
②30分ほど放置
③ブラシやスポンジでこする
油には分子量が同じ物に馴染み溶ける性質があるので汚れが落ちやすくなります。
ちなみに賞味期限の切れた古い油でも効果があります。
3、灯油
扱いに注意が必要ですが油汚れに一番効果があるのが灯油です。
雑巾に少量の灯油を染み込ませて拭き上げると驚くほど簡単に汚れが落ちます。
十分に乾かした後、仕上げにオリーブオイルを染み込ませた雑巾で拭き上げると油やホコリが新たに付きにくくなります。
※灯油は可燃性なので掃除の後は換気をして十分に乾かさないと危険です。また、素手でやると肌が荒れるのでゴム手袋の着用は必須です。
ポットの嫌な金属臭は角砂糖で消臭できる
洗った後のポットの中に角砂糖を一つ入れておくと嫌な金属臭が無くなります。
角砂糖には水分を吸収する性質があり、吸収する際にニオイも一緒に取り込んでくれるので角砂糖を入れておけば嫌な金属臭も無くなるという訳です。
水筒の中の汚れは卵の殻で落とせる
①卵の殻を細かく砕く
②水筒の中に細かく砕いた殻と少量の水を入れる
③洗剤を1~2滴入れる(洗剤は無くてもOK)
④フタをして1分ほど振る
⑤中をキレイにすすぐ
新品同様とまではいきませんが、卵の殻で洗ったとは思えない程度にはキレイになります。
水筒は口が狭くて手が入らないので、この方法なら奥まで洗えて便利ですよね。
アルミ鍋の黒ずみ取りにはリンゴの皮と芯を使う
アルミ鍋は使い込むと内側が黒ずんできますが、この黒ずみはリンゴの皮と芯を使うことで簡単に落とすことが出来ます。
①アルミ鍋にリンゴの皮と芯を入れる
②そのまま15分ほど煮込む
③中身を取り出してスポンジで黒ずみを軽くこする
捨てる部分の皮と芯を煮込むだけでいいので、この方法なら気軽に行うことが出来ますね。
黒ずみは麺などを茹でる時に生じるミネラル分がアルミと化学反応を起こしてしまうことに原因があります。
リンゴの皮を煮込むと溶け出た有機酸がそのミネラル分を分解してくれるので、黒ずみがキレイに取れるという訳なのです。
レンジの油汚れは水を温めることで取れる
レンジの中の汚れはそのまま拭いてもなかなか落ちませんが、水を入れた容器をチンして拭くだけで簡単に汚れが落ちます。
これは水を温めたことによって蒸気が発生、その蒸気が汚れを浮かせてくれるので拭き取るだけで簡単に汚れが取れるのです。
お風呂のお掃除編

バス用品の掃除にはオキシ漬けが簡単で便利
シャンプートレイなどの細かなバス用品は酸素系漂白剤のオキシクリーンを使った『オキシ漬け』でまとめて掃除すると簡単で便利です。
①浴槽の残り湯にオキシクリーンを入れる(分量は水10Lに対して約100g)
②掃除したいバス用品を浴槽の中に全部入れて放置する
③数時間経って取り出したら軽くこすり洗いをする
『オキシクリーン』はアメリカ発祥の洗濯用洗剤でコストコやネットで販売されています。
酸素系の漂白剤なので色落ちの心配もありません。
ちなみに、お風呂場だけでなくキッチンのシンクや洗濯機の洗濯槽を掃除する時もオキシ漬けを使えば一気に汚れが落とせるので便利です。
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排水溝のぬめりは重曹と酢で一気に落とせる
排水溝に重曹を振りかけてその上から酢をかけると重曹と酢が化学反応を起こして大量の泡が発生します。
その泡が汚れの隙間に入り込んで汚れを浮かせてくれるので、最後に浮いた汚れをシャワーで洗い流せばお掃除完了です。
シャワーヘッドの水垢には酢が効果的
シャワーヘッドの水垢汚れを落としたい時は酢を溶かした水に浸け置きするだけでOKです。
1時間ほど放置した後にブラシでこすり洗いをしてあげれば頑固な水垢もキレイに落とすことが出来ます。
お風呂場の鏡をキレイにする方法
方法①:ジャガイモの皮
ジャガイモを料理した時に必ず出るジャガイモの皮。
実はジャガイモの皮の内側を使って水垢をこすると、水垢が落ちるだけでなく曇り止めの効果も期待出来ます。
本来は捨てる部分なのでまさに一石二鳥ですね。
方法②:歯磨き粉
お風呂場もしくは洗面台に必ずある歯磨き粉。
この歯磨き粉を1cm程度布につけて円を描くように磨いていくと水垢が落ちます。
こちらの方法も曇り止めの効果が期待出来ます。
※研磨剤を使った方法なのでこすり過ぎには注意が必要です。もし傷が付いてしまうと鏡の寿命が縮んでしまいます。
窓や網戸のお掃除編

窓や網戸の汚れには新聞紙を使うと便利
窓ガラスの汚れや網戸の隙間を掃除する際は新聞紙を使うとキレイに落とせます。
●窓ガラスの場合
①新聞紙1面をクシャクシャに丸めてボールをいくつか作る
②少し湿らせてからガラスを拭く
③乾いた新聞紙のボールで拭いて仕上げる
●網戸の場合
①湿らせた新聞紙を汚れが付着している部分にペタっと貼り付ける
②しばらく時間を置いてから新聞紙を剥がす
新聞紙に使われているインクが窓ガラスと相性良いみたいですね。
お風呂や窓枠の頑固なカビにはブリーチ湿布が便利
①塩素系漂白剤と片栗粉を1:1の割合で混ぜる
②混ぜた物をカビの箇所に塗布して上からラップをかぶせる
③1時間ほど放置する
④時間が経ったらラップを剥がして雑巾で拭き取る
片栗粉を混ぜることによって漂白剤が液だれしなくなるので、カビと漂白剤をしっかりと密着させることが出来ます。
※塩素系の漂白剤なので行う際は十分な換気が必要です。
冬の窓ガラスの結露は中性洗剤で拭くと防げる
①水で中性洗剤を20倍ぐらいに薄める
②雑巾に染み込ませて固めに絞る
③窓ガラスを拭く
中性洗剤に含まれている界面活性剤が窓ガラスの表面をコーティングしてくれるので結露が出来にくくなります。