動物

ペンギンは警戒心がない?人懐っこい性格で人間は仲間だと思ってる?

出典:https://goo.gl/S4jvUg

南極大陸を代表するとってもカワイイ動物『ペンギン』

日本には野生のペンギンが生息していないので野生の姿がどんなものなのか知らない人が多いとは思いますが、実は野生のペンギンって人間に対してかなりフレンドリーな生き物なんです。

もし南極などで野生のペンギンに遭遇したとしてもペンギンたちは人間のことを全く恐れようとはせず、逆に向こうから近寄ってくることもあります。

野生の動物って普通は警戒心が強そうなイメージなのにちょっと意外ですよね。なんでペンギンたちは人間に対して警戒心を持たないのでしょうか。

という訳で、今回は野生のペンギンが人間に対してなぜ警戒心を持たないのかという事について詳しく調べてみたいと思います。

警戒心を持たない理由


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陸上に天敵がいない

水中では『ヒョウアザラシ』や『シャチ』のような獰猛な天敵がいますが、陸上にはペンギンが恐れるような天敵はいません。

気をつけるとすればヒナや卵を狙ってくるトウゾクカモメですが、集団の中に向かっては来ないので陸上にはペンギンの天敵がいないようなものです。

そのため、陸上におけるペンギンの警戒心はかなりユルユル

人間が目の前に現れても「敵が来た!」とは全く思わないのです。

人間を恐れるどころか、むしろ向かってきます。

警戒心が無さ過ぎて逆に心配になっちゃいますね(笑)

 

人間は仲間?

『哺乳類』の人間と『鳥類』のペンギン。生物学的に見れば全く異なる種族ではありますが、人間とペンギンでかなり似ているところがありますよね。

みなさんもお気づきだとは思いますが、人間もペンギンも『二足歩行』の動物だということです。

体の大きさは全く違いますが、陸上において人間とペンギンは歩く姿はどことなく似ています。

もちろん知能の高い人間にとって違いなんて一目瞭然ですが、ペンギンからすれば見慣れない人間を見たら「大きなペンギン…か?」と思うかもしれませんね。


出典:https://goo.gl/RVZqph

…絶対に人間のことペンギンと勘違いしてますよね(笑)

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人間とペンギンの交流

間近でみる野生のペンギン

これだけ人間に対してフレンドリーな生き物なので、野生のペンギンに近づくのはとっても簡単。間近で撮影された動画がネット上には数多く投稿されています。

どのペンギンも人懐っこくてカワイイですよね!

よちよち歩きながらこっちに寄って来る姿は本当に癒されます…ペットとして飼えれば毎日見ているだけで幸せになれそうですね。

 

人間からは近寄れない

途中にあった動画や写真を見てて気付いた人もいるとは思いますが、どの写真や動画も人間からペンギンに近寄ろうとはしていませんよね。

普通の人ならこんなにフレンドリーでカワイイ動物がいたら迷わずハグしたり頭を撫でたりしたくなるはずです。

「動画や写真に写っている人たちは感情を持たない人たちなのか?」

そう思ってしまいそうですが、実はペンギンに触りたくても触れない事情があるのです。

実は南極には『南極条約』というルールがあり、ペンギンや鳥、アザラシに対して、

[aside type=”warning”]

・群れを乱さない

・餌を与えない

・触らない

・接近して驚かさない

・観察や撮影をする際は5メートル以上距離を取ること

が義務付けられています。

なので南極にいる人たちはペンギンたちに触れることができないのです。ちなみにペンギンから近づいてくる分には問題ないので、動画や写真で見られるちょっとした距離感がペンギンとの間に生まれてしまうという訳なんですね。

 

ロボットで接近作戦

「南極条約を守りながらペンギンたちの生態をもっと近くで調査する方法はないか…」

こんなことを考えたフランスの調査団がちょっと面白いことをやっています。

↓ロボットでペンギンたちに接触を試みる様子がこちら

ペンギンたちの警戒心の無さには本当に驚かされますね(笑)

ちなみに偽ヒナロボットによる調査は上手くいったようで、コウテイペンギンの生態研究にバッチリ貢献したみたいです。

 

まとめ

今回のまとめ…

・陸上には天敵がいないので警戒心が薄い

・二足歩行の人間を仲間だと思っている可能性が高い

・南極のペンギンは南極条約があるのでこちらから近寄れない

ペンギンが実際にどう思っているか分かりませんが、もし人間のことを仲間だと思ってくれてるならちょっと嬉しいですよね。

野生の動物でこんなにフレンドリーな関係が築ける動物はなかなかいないので人間側としてもちょっと親近感が湧いてしまいます。

南極に行く機会なんてまずないとは思いますが、野生のペンギンたちに遭遇する機会があれば向こうからこっちに近寄ってくる姿をぜひ近くで見てみたいものですね。