8月に入って全国的に暑い日々が続いていますね。皆さん暑さ対策は万全ですか?
今年の夏は全国各地で暑さが猛威をふるっており、東京都心では連続猛暑日の記録が観測史上最長となっていますね。
ここまで暑いと少し外出するだけで、ぐったりなってしまいます。
熱中症になる方も多くいらっしゃいますし、水分や塩分の補給など、十分にお気をつけくださいね。
しかしふと思ったのですが、「熱中症」や「猛暑日」などの単語は私が小さかった頃は知識としては知っていましたが、こんなに騒がれてはいなかったような気がします。
やはり近年になって急に日本の気候が変わり、夏の暑さが以前より増してしまったのでしょうか?
過去の気温と現在の気温がどう推移しているのか気になったので今回も色々と調べてみました。
日本の夏の”今”と”昔”
日本全国の平均気温がデータとして見当たらなかったので東京のデータで今回は調べてみました。
年ごとの最高気温
気象庁の東京における気温データを元に年度ごとの最高気温グラフを作ってみました。
縦軸が最高気温で横軸が西暦になります。
参照元:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/annually_s.php?prec_no=44&block_no=47662&year=&month=&day=&view=p1
少しずつですが上がってきていませんか?
やはり時代が進むにつれて少しずつ最高気温が右肩上がりになっているようですね。
次に一年を通しての夏日・真夏日・猛暑日の日数を確認してみましょう。
夏日・真夏日・猛暑日の日数
まずは猛暑日って何?という方の為におさらいです。
・夏日 → 一日の最高気温が25℃以上の日
・真夏日 → 一日の最高気温が30℃以上の日
・猛暑日 → 一日の最高気温が35℃以上の日
25℃から5℃ずつ上がっていくに連れて名称が変わっていく訳ですね。
では早速グラフを見てみると

出典:http://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/tokyo/kikou/t_ts/t_ts.html
グラフをご覧になっていかがですか?
真夏日は若干増えてきているかなーという印象ですが猛暑日を見ると一目瞭然ですね。
明らかに昔は日数が少なく、近年になってグンと増えています。
やはり地球全体の温暖化や建物や道路のアスファルト化によるヒートアイランド現象が影響しているのかもしれないですね。
心配なのは5年後の東京オリンピック

今度の東京オリンピックはせっかく日本であるのだから東京まで観に行こうかなーと思う方も多いのではないでしょうか?
しかし今回の2020年の東京オリンピックは夏真っ只中の7月下旬から8月初旬にかけた日程。
この高温・多湿状態のヒートアイランドな東京で世界中から人が集まれば観客はもちろん、選手共に至る所で熱中症が起きてしまいそうですね。
世界では東京の酷暑をどう捉えている?
これだけ猛暑が続いている東京への気候に対して不安の声が挙がっていないのか気になりませんか?
実は、世界では東京の気候はあまり認識がされておらず今のところあまりは反発の声は挙がっていないそうです。
しかし、世界からの信頼を失う訳にはいきませんからね。
2020年の東京五輪開催までに、そういった部分に対する安全への配慮・対策が必要になってきそうですね。
世界にはこんなに暑い場所も!
出典:https://retrip.jp/articles/2114/
これだけの異常な暑さは日本だけなのでしょうか?
実は世界各地でも記録的な熱波が猛威を振るっているそうです。
イラクでは7月30日に気温が52℃にまで達し、欧米でも熱波による山火事が至る所で発生しています。
ちなみに52℃という温度がどんな物か実感が湧きませんよね。
世界最高気温の公式記録にデスバレーの56.7℃という記録がありますが、この気温だと地面で目玉焼きが作れるレベルだそうです。
地面がコンロで熱したフライパンと同じくらいの温度になっているという事なんですね。
まとめ
やはり地球全体がどんどん暑くなってきているようですね。何年後かには最高気温40℃なんて当たり前という時代がきたりして…
もうエアコン無しでの生活は考えられませんよね。もしこの世から電気が無くなったら…と思うとゾッとしてしまいませんか?
やはり限りある資源は有効に使っていかないといけないですね。
まだまだ今年も夏は始まったばかり。暑い日が当分続くとは思いますが、皆さま熱中症には十分お気を付けくださいね。