出典:http://goo.gl/D7tKJi
片付けコンサルタントこと近藤麻理恵さん。
こんまり先生 の愛称でお馴染みの方ですね。
彼女の片付けにおけるキーワードは「ときめき」。

「ときめき」というワードは主に恋愛の時に使う言葉なので、片付けにどう関係するのか知らない人からすると「?」と感じますが、この「ときめき」がどんなに片づけるのが苦手な人も片づけられるようになり、しかもキレイなまま維持をすることが出来るようになる魔法の言葉なんです!
しかも10年間色んな人の片付けのレッスンを行ってきたそうですがリバウンドは0!
こんまり先生にレッスンを受けるとみんな生まれ変わったように片付けることが出来るようになるのだそうです。どんな魔法をかけたんでしょうね?
ちなみに今度放送される情熱大陸ではそんな こんまり先生に完全密着!年末の大掃除の時期に合わせての放送のようですね。
こんまり先生の旦那さんや4か月になる愛娘とのプライベートな部分をテレビで初披露するんだそうです。
放送が非常に楽しみですね!今回はそんな こんまり流の片付け術の予習をすると共に彼女の事についても色々と調べてみたいと思います。
こんまり流 片付けの魔法
片付けの考え方
まず片付けの目的を明確しないといけないそうです。
片付けの目的・・・部屋をキレイにする?実はその考え方では一生片付けは終わらないんだとか。
ではどんな考え方かというと、
「片づけた後の理想的な暮らしを想像する」
が正しいのです。
確かに「散らかったから片付けなきゃ…」という気持ちだとイヤイヤ片付けをすることになりますが、「理想の空間で生活したい!」という気持ちならキレイな状況を維持しようという気持ちになれますよね。
目標が決まったら次は実行。
「片付けをしよう!」と思い立った時にどのように手をつけていくのか。
普通の考え方であれば、「この辺りから始めよう。」とか「まずはリビングから。」とか場所別・部屋別で片付けを始めてしまいがちです。しかし、その方法では片付けは一生終わらないのだとか。
では何から始めるべきか。
答えは「モノ別で片付ける」なのです。
モノ別で片付けるとはいったい何なのか。その方法とは、そのカテゴリーのモノを全部一か所に集めて「残す」モノと「捨てる」モノを分けていくといった方法です。
何故モノ別なのかというと、そこには理由があります。
それは私たちが家の中にどれだけのモノを持っているか把握しきれていないからになります。
モノの収納場所が至る所に分散しており、同じカテゴリーのモノが家の中にどれだけあるのか把握しきれていないのです。
そして、要らないモノがあるにも関わらずそのまま放置しているからどんどんモノが増えていくのです。
なので、家の中にある同じカテゴリーのモノを一か所に集めてどれだけの量があるのかをまず把握することが大事です。
たいていはその量の多さにショックを受けて、自分がどれだけのモノを溜め込んでいたのかを認識することになります。その時点から本当の片付けがスタートするんですね。
ちなみに一か所に集めるのにはもう一つ効果があり、同じカテゴリーのモノを両手に持ち比較することでどっちが「ときめく」かを判断しやすくする効果もあるそうです。
片付けの順番

こんまり流のお片付けには順番があります。その順番というのは
①衣類
↓
②本類
↓
③書類
↓
④小物類
↓
⑤思い出の品
の順になります。この順番は「ときめき」で選びやすい順番になっているんだそうです。
この順番で片付けを行っていきますが、基本的な考え方は「全捨て」。
普段片付けの時に行っているような「捨てる」モノを選ぶという考えではなく、全部捨てるけれども「これは残しておきたい!」と思えるモノを選んでいきます。
この考え方で①から⑤の順番に一つ一つモノを手に取っていき、「ときめく」モノは残して、「ときめかない」モノはどんどん捨てていきます。ちなみにモノを捨てる時は必ず「ありがとうございました」と感謝の心を添えて捨てることが大事です。
こんまり先生の片付けの大原則は
「大切なモノを見極めて、いらないモノを捨てる」
いらないモノたちが去ってくれることによって、ここに残った「ときめく」モノたちをより一層大切にすることが出来るんだそうです。
「モノを捨てること」は巡り巡って「モノを大事にすること」に繋がるんですね。

仕分け時のNG
■「いつか使うかも。」「あるに越したことはない。」「捨てるのはもったいない。」
「いつか使うかも」の「いつか」は永遠にきません。ときめかないモノを残し続けていると一生お部屋はときめかないのです。
それに、こんまりさん曰くもったいないと思って残していても活用出来なければ大切に扱えていないという事なんだそうです。
■欲しがっていない人にあげる、実家に送る
よくやってしまいがちですがこれもNG。モノを捨てる罪悪感を押し付けているだけなんだそうです。
■音楽を聴きながら仕分けを行う
片付けは自分と対話する作業。音楽を聴きながら行ってしまうと自分の心の声が聞こえなくなってしまうのです。
なので静かな環境で行うことがベストなのです。
こんまり先生のワンポイントアドバイス(片付け時)

①衣類
・選ぶときはトップスなどの心臓に近いモノから選ぶようにする。ときめきは頭じゃなくてハート。
・一年前の同じシーズンに着なかった服は場所の無駄になっていることが多い。なのでオフシーズンのものから考えていくと冷静な判断が出来て選びやすい。
・触っただけで分からない時は試着してみるのも一つの手。
・ときめかない服を部屋着にするのはNG。捨てるのを先延ばしにしているだけ。
・痩せたら着ようと思ってた服が出てきた時は、「その服のために本気で痩せよう!」と思えれば残す。思えなかったら捨てる。
・たくさんの洋服を捨てることで「無駄遣いしちゃったな」と思えることはとても大事。そう思うことで次に買い物をする時の失敗が減る。
②本類
・片付け途中で読み返すのはNG。「ときめき」で判断できなくなり「必要かどうか」で判断してしまうから。
・資格本や参考書は今「ときめかない」のであれば売るなり捨てるなりして一度手放してみること。一度手放すことで本当にその勉強がしたいかどうかはっきりするから。
その後に「もう一度勉強したい!」と思えたらそこで買いなおしてすぐに勉強すればいい。
・料理本はときめくレシピがあればその部分だけファイルで保存。あとは捨ててしまう。
③書類
・基本的に「全捨て」の勢いで。捨てられてしまうと思った時に、「それだけは待って!」と思えるものだけ残す。
・残す書類はさらに「保存」と「未処理」の二つのボックスに分ける。
(※未処理とはこれから処理する必要がある物。返信する必要のある手紙や書類など、これから必要になっていく物など。)
家の中に未処理ボックスを一つ設置して今後はそこに入れていく。基本的に空であることが大事。
④小物類
・愛着が湧き、捨てにくいものが多い。しかし、そのモノの本当のお役目が終わっているかどうかを一つ一つ考えてあげる。そうすることでグッと手放しやすくなる。
・本体のない用途不明のコード類は全捨てでOK。今後使う可能性はほぼ0。
⑤思い出の品
・卒業証書は捨ててOK!卒業証書は卒業式のいわば小道具。「ときめかない」のであれば迷わず捨てること。本当に必要な時は母校に帰って卒業証明書を発行してもらえれば問題なし。
・ブランド品のような高価なモノはときめいていなくても捨てられない事があるが、そんな時は「買った瞬間にときめかせてくれてありがとう」と思いながら捨てるといい。
全てのモノは役目が一つ一つ違い、使い尽くされる為だけにある訳ではない。
・人から貰った手紙や誕生日カードなどはなかなか捨てにくいモノで判断が付きにくいと思うけど、それも自分の判断でOK。無理に捨てようとはせず、「ときめく」なら堂々と残してもいいし、「ときめかない」なら捨ててしまって問題ない。
・元彼、元カノから貰ったものは日常的に使っているもの以外は捨てる。それでも迷う場合はとことんその思い出の品と向き合ってみる。納得いくまでしっかりと対話して思い出を味わいきった後に「いい思い出をありがとう」と言うとビックリするほど捨てることができる。
こんまり流 収納の魔法

収納の考え方
片付けを行った後は今度は収納。
不要なモノがなくなって必要なモノだけが残った時に、それをどこに収納すればいいのかが分かってくるのです。
そしてモノに収納と言う名の「定位置」を決めてあげることで、使っても普段から元の場所に戻すクセが付くようになります。
そういったクセが付けば今後部屋が散らかる心配もなくなりますね。
収納の順番

①人別に衣類を収納する
↓
②大きな収納を埋める
↓
③必然性のあるモノを収納する
↓
④個人のモノは個人のスペースへ収納
↓
⑤ときめきエッセンスを加える
こんまり先生のワンポイントアドバイス(収納時)

①人別に衣類を収納する
・棚やタンスに収納するときは重いモノを下段に、上にいくほど軽いモノを収納していくようにする。引き出しを開けやすくするだけでなく視覚的にもスッキリするので、下から上に「うなぎのぼりのときめき感」が生まれる。
・衣類の収納は「たたむ」と「立てる」の2原則。
たたむことでかさばる要員の空気を減らしモノの体積を減らすことができる。
それに平積みだと下の方に何の服があるか分からない状況でも、立てることでどこにどんな服が何着あるのか把握しやすくなる。
・かける服は右肩上がり
クローゼットにかける時は左の方に重くて丈の長いもの、右の方に軽くて丈の短いものを揃えていくことでラインが右肩上がりになり見栄えがスッキリする。
②大きな収納から
・使用頻度の低い季節モノは取り出しにくい下段奥へ収納する。
・押入れなど、空間が空いてしまいがちな場所はラックなどを利用して空間を有効に活用する。
③個人のモノは個人のスペースへ収納
・小物類も立てるのが基本。「どこに何がどれだけあるのか」「取り出しやすいし戻しやすい」「空間を無駄にしない」といったメリットが多い。
④ときめきエッセンスを加える
・目の付く場所に「ときめく」モノを飾る。そうすることで2度と汚したくない!という心理が働くから汚さなくなる。そうすることで美しい部屋を維持することができる。
こんまり先生の片付け術は本当にすごいですね。よく考えられてます。
本当に片付けを愛している人じゃないとこういった片付けの発想は出てこなかったでしょうね。
次のページでは『こんまりさん』という人物について迫ってみたいと思います。