出典:http://goo.gl/G1VouN
繊細にして華麗なアート『切り絵』。
「本当に1枚の紙で出来ているの?」
と疑ってしまうぐらい非常に美しくて見るものを魅了してしまいます。職人の繊細さには感服させられますね。
私もあんな技術があったらいいなと憧れた事がありますが、絵のセンスがないので切る以前の問題でした。
素人では決してマネできないほどの作品である『切り絵』ですが誰がこんな素晴らしい物を作ろうと思ったんでしょうか。
凄まじいほどの集中力と忍耐力がないとこんなにスゴイ物は作れないですよね。
今回はそんな気になる切り絵の世界について色々と調べてみたいと思います。
切り絵の発祥
切り絵の発祥地は中国になります。
その後日本やスイスなどに伝わり、その地特有の切り絵文化に変わっていきました。
日本切り絵
古より神様の儀式に使われ、今でも飛騨高山などに伝統的な様式が残っています。
紙がつながっていなくてもカッターの切り味が生かされていれば切り絵と呼ぶそうです。
主にデザインカッターを使用。
出典:http://goo.gl/GDkql4
中華切り絵
1枚の紙を1本の刃物のみで切り抜く手法。動植物や神話などをモチーフに、おめでたいデザインが特徴的。
主にハサミを使用。
出典:http://goo.gl/aSdvSi
スイス切り絵
1枚の紙を用いて、アルプスの情景をテーマに左右対称にデザインされたものが主流。
主にハサミを使用。カッターを使うことも有ります。
出典:http://goo.gl/1IPX8D
現在では切り絵協会という物も発足し、
・スイス
・日本
・オランダ
・ドイツ
・アメリカ
に存在しています。
日本独自の文化かと思いきや、発祥は海外でヨーロッパやアメリカなどでも広く親しまれている芸術なんですね。
有名アーティストのスゴすぎる作品たち!
日本にも数多くの切り絵アーティストがいますが、皆さん個性が際立っていて作品も特徴的な物ばかりです。
この記事をご覧頂いた皆さんにも切り絵の素晴らしさを知ってほしいので有名アーティストさんの作品を一部紹介したいと思います。
切り師 長屋 明さん
出典:http://goo.gl/G1VouN




立体切り絵作家 SouMaさん
出典:https://goo.gl/q5GuFk




切り絵画家 蒼山 日菜さん
出典:http://goo.gl/wFc6sB




どれも息をのむほどの作品ですね。
とても一枚の紙から作られたものとは思えないほどです。
ちなみに海外でも日本人アーティストの作品の評価は高く、
「これは凄すぎる。神を超えているよ。」
「本物にしか見えない。」
「もし自分の来世が紙なら、絶対に彼女の作品に生まれ変わりたい・・・」
などなどのコメントが。
これだけの作品を同じ日本人が生み出していると思うと、とても誇らしいですね。
切り絵は購入出来る?
あれだけ美しく繊細で魅力的な芸術作品である切り絵。お家に飾れたらいいのになぁと思いますよね。
もし手に入れる機会があれば!と思いますがやはり気になる所はお値段ですよね。
作り手の魂がこもった作品。
制作時間やサイズによって価格は大きく変わってくるでしょうが、正確な相場というものはなく作り手の思い入れで価格は付いているようなものです。
ちなみに先ほど紹介した長屋 明さんの作品「トワイライト」については130万円のお値段が付いたそうです。スゴイですね。
出典:http://goo.gl/G1VouN
そこまではちょっと手が出せない。。。という場合でもハンドメイド・クラフト作品の通販サイト「Creema」に切り絵が販売されています。
リーズナブルな価格で素敵な作品が購入できますので「お家に飾ってみたいな」と思う方は購入してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
切り絵の世界は本当に素晴らしいですね。
たった1枚の紙が1本のカッターで芸術に変わる。人間の才能や可能性を感じてしまいます。
切り絵という芸術がもっと広く浸透していって、たくさんの素敵な作品が今後も生み出されることを期待します。