可愛らしい見た目や仕草で大人気の動物『カワウソ』
テレビでカワウソのキュートな姿が紹介されて以来、カワウソの人気が一気に上がりましたよね。カワウソを目的に水族館や動物園に行く人も最近では結構増えてきてるんじゃないかと思います。
「あの可愛らしいカワウソを毎日近くで見ていたい…」
そんな思いでペットとして飼えないか考えている人も多いと思いますが、実際に飼うとなった場合どんな注意が必要になってくるのでしょうか。
という訳で、今回はカワウソをペットとして飼った際に気になる点や注意しなければならない事についてまとめてみたいと思います。
カワウソの価格
出典:https://goo.gl/yN82J4
まずペットとして飼う上で気になるのはカワウソの販売価格ですね。カワウソの飼い方を知る以前にカワウソを購入できないと何も始まりません。
という訳で、カワウソを購入するために必要な金額がいくらぐらいなのかということなんですが、最低でも100万円以上は必要になってくるかと思います。(100万円以上でも飛ぶように売れているのでもっと高くなる可能性も)
少し前はもうちょっと安かったのですが、カワウソブームに火が付いた事と入手が困難な状況(繁殖の難しさや輸出規制などが理由)なので値段が高騰しています。
それに、国内における個体数自体が少ないのでカワウソを取り扱っているペットショップでも『売約済み』だったり『予約受付中』だったりと購入すること自体が難しい状況にあります。
カワウソを購入するには、
・100万円以上の資金が必要
・販売されるまで根気強く待つ
まずこの2つが大きな壁として立ちはだかっているという訳ですね。
ペットとしてポピュラーな犬・猫みたいに気軽に購入するのはちょっと難しいようです。
カワウソが食べるエサ
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与えるエサは肉系の物であれば基本的にOK。もともと水辺に生息しているので魚やカニ、エビ、貝類などを好んで食べます。
ただペットとして飼う場合はそういった物を餌として与えていると餌代が大変なことになってくるので、キャットフードやフェレットフードをメインに与えて、たまに魚や貝などの魚介類を与えるのが主流のようですね。
ちなみにプールなどの水たまりに生きた餌(ドジョウやザリガニ・カエルなど)を放ってカワウソに狩りをさせてあげればストレス発散にもつながるので、そういった環境があれば積極的にしてあげた方がいいかもしれませんね。
カワウソの性格
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カワウソは好奇心旺盛で人懐っこい性格をしているためペットとして飼うには最適です。
ある程度大きくなってから飼った場合は懐かない事もありますが、小さい頃から育てれば基本的に懐いてくれます。
ちなみに、愛情たっぷりに育てた過ぎたのでご主人様からくっついて離れなくなった甘えん坊のカワウソも中にはいるみたいですね。
↓ご主人様にくっついて離れない様子はこちら
ピッタリ寄り添っててカワイイですね(笑)
ちなみにカワウソは賢い生き物なのでトイレの場所もしっかり覚えるし、簡単な芸であれば覚えることも可能です。中には餌を食べる時に人間みたいに座って食べるカワウソもいるみたいですね。
性格やしつけの面に関しては犬や猫とほとんど変わらないと考えてよさそうです。
カワウソの臭い
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ネットにはカワウソのカワイイ動画がたくさんアップされてますよね。カワウソの愛くるしい表情や仕草にハートを射抜かれてしまった人も数多くいると思います。
しかし、画面越しでは伝わってこないものもありますよね。それはカワウソの『臭い』です。
カワウソには肛門嚢と呼ばれる臭腺があって嫌な事があったりするとそこから分泌物を放ちますが、これが結構臭います。
体を洗ってあげることで多少は臭いが軽減されますが、臭いが気になる人はペットとして飼うのは難しいかもしれませんね。
ちなみに、カワウソは高齢になってくると肛門嚢の排泄機能が衰えてしまい、肛門嚢に分泌物が溜まってしまうこともあるそうです。溜まってしまった分泌物からは魚が腐ったような凄まじい臭いを放つこともあるのだとか…
動物病院に行けば分泌物の除去をしてもらえるので、ペットとして飼う際はカワウソを診てもらえる動物病院を必ず探しておく必要がありそうですね。
カワウソの鳴き声
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カワウソは甘える時や寂しい時など、何かを訴えたい時に鳴き声を発しますがその鳴き声は非常に甲高くて声量もかなり大きいです。
↓カワウソが鳴くときの様子がこちら
甲高い鳴き声が気になる人はペットとして飼うのは難しいでしょうし、鳴き声が気にならないという人でも近所迷惑のことを考える必要があります。
ちなみにカワウソの鳴き声は壁越しでも聞こえるようで、実際にカワウソを飼っている方の話では、
鳴き声に関しては、大きな声というのは滅多に出さないのですが、出したときは家の外にいてもうっすら聞こえてしまいます…
とのこと。一軒家であればあまり気にしなくても良いとは思いますが、マンションなどの集合住宅で飼育する際は防音対策などをしておかないと苦情がくるかもしれませんね。
しかし、そうは言ってもやっぱりカワイイのがカワウソなんですよね。下の動画の鳴き声を聞くとキュンキュンし過ぎて一瞬意識が飛びそうになってしまいます…
↓「キューン」と可愛く鳴く様子がこちら(鳴くのは0:50辺り)
こんな動画を見てしまったら、飼うのは難しいと分かっていてもやっぱり飼いたいなぁって思ってしまいますよね(笑)
最近ではカワウソに気軽に会える『カワウソカフェ』というお店も登場しているので、飼うのは無理だけどこまめに会って癒されたい!という人はそういったお店を利用するのも一つの手かもしれませんね。
カワウソの寿命
出典:https://goo.gl/GTi8Q3
カワウソの寿命は平均的に10~15年ぐらいだと言われています。飼育する環境によって異なりますが、短い場合だと7年、長い場合だと稀に20年生きるカワウソもいます。
飼育する環境や病気などによって寿命が変わってきますので、カワウソにとって快適な環境を作ることが出来ればカワウソと長く一緒にいる事ができるようになります。
より長くカワウソと暮らすためには…
・毎日の水浴びは必須
カワウソはもともと水辺で生きる動物なので毎日の水浴びは必須になります。一日に一回は水浴びをさせないとストレスが溜まってしまい寿命が縮んでしまう可能性があるので、毎日の水浴びはしっかりさせましょう。
・カワウソの診断が出来る動物病院を調べる
国内では珍しい動物になるのでカワウソを診てもらえる動物病院は限られています。ストレスなどで体調を崩しやすいので、もし飼う事になった場合は近くに診てもらえる動物病院があるか事前に確認が必要です。
カワウソの散歩
出典:https://goo.gl/yX1nUF
カワウソは活発な動物なので毎日適度な運動が必要です。
広いプールなどがあれば散歩に行かなくても問題はないのですが、無ければ散歩に連れて行くのもストレス発散の1つの手段になります。
↓実際に散歩に出かけている様子がこちら
活発に走り回ってますね!よほど外の世界が楽しかったのでしょう。こんな可愛らしいカワウソとなら一日中歩き回ってもきっと飽きないでしょうね(笑)