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天才腹話術師『いっこく堂』さん。
彼が魅せる腹話術はまさに芸術的で、通常は難しいとされる『ぱぴぷぺぽ』や『ばびぶべぼ』などの破裂音がスラスラと言えたり、ただ喋るだけでなく腹話術でモノマネまで披露するなど彼にしか出来ないような技がたくさんあります。
現在では世界を股にかけて活躍するような方ですが、これだけの技を身に付けるまでにどんな歴史があったのでしょうか。
今回はそんないっこく堂さんの過去について色々とまとめてみたいと思います。
プロフィール
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本名:玉城一石
生年月日:1963年5月27日
年齢:52歳
出身:神奈川県(育ちは沖縄県)
血液型:A型
星座:ふたご座
身長:175cm
趣味:語学勉強
座右の銘:自分を信じる
ちなみにいっこく堂さんはブログを手書きで書いていますが、その理由についてまとめた記事があるので気になる方はぜひそちらもご覧ください。
→【いっこく堂のブログは全て手書き?しかも筆ペン?その理由とは!】の記事はこちら
腹話術を始めたきっかけ
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いっこく堂さんが腹話術を始めたのは小さい頃からではなく意外にも28歳になってから。それまでは一体どんな事をしていたのでしょうか。
最初の出会い
いっこく堂さんが腹話術と初めて出会ったのは中学2年生の時。
テレビのニュースで婦警さんがやっていた交通安全の腹話術。この放送を見た彼は強い衝撃を受けます。
どうしても自分でやってみたい!と思ったいっこく堂さんは、人形を手に入れようと思って110番して警察に問い合わせたり、周囲の人に聞いたりするのですが結局手に入れる方法は分からず。この時は諦めてしまいます。
ちなみにこの時の思い出はいったん記憶の中から忘れられてしまうのですが、いっこく堂さんが28歳になった時にこの時の出会いをまた思い出す事になります。
モノマネが得意だった
いっこく堂さんが次に出会ったもの、それは『モノマネ』です。
中学生の頃にテレビで見ていた俳優:西田敏行さんに憧れて将来は役者になろうと決意をするのですが、人前で立つ為には度胸が必要だと考えます。
そこで考えたのが『モノマネ』。
校長先生や生徒指導の先生のモノマネをしてみたところ、それが生徒達に大ウケしたのです。この事をきっかけにモノマネに対して自信を持つようになったのです。
ちなみに、この時に身に付けたモノマネの技術が現在では色んな声を出す為に役立っているそうです。
自分を変えた一言
高校卒業後は憧れだった演技の世界へ進みます。
上京してからは『劇団民藝(みんげい)』という劇団に所属して演技に磨きをかけていきます。
しかし、集団生活にあまり馴染めなかったいっこく堂さんは心に悩みを抱えてしまいます。
そんなある日、宴会の余興でかくし芸をする事になるのですが、その時にやったモノマネがこの時も大ウケ。
劇団の中心俳優だった人に「1人でやった方がイキイキしている」と背中を押され『ひとり芸』への道を進む決意をします。
そして自分に出来る『ひとり芸』は何なのか考えていた時に、ふと思い出したのが小さい頃に出会った腹話術だったのです。
こうして、色んな経験を積んだ後にいっこく堂さんは腹話術の世界に足を踏み入れて行ったという訳なんですね。
独学で身に付けた技
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あの技術は誰かに弟子入りして学んだのかな?と思いきや、実はいっこく堂さんの技術は全てがなんと独学!自分自身で編み出した技だったのです。
図書館の本で勉強
腹話術を始めよう!と思い、彼が最初にした事は図書館に行って『誰にもできる腹話術』という本を借りてひたすら勉強する事でした。
その本で基礎を学び、人前でなんとか披露できるぐらいの実力を身に付けます。
それからはボランティアとして色んなところで腹話術を披露していたのですが、ある老人ホームで披露した際に、
「あんた、あがってたわねー」
とボランティア先の職員から嫌味を言われてしまいます。
緊張している事を見抜かれていた事がとてもショックだったいっこく堂さんは「プロになってやる!」と強く決心します。
努力の一年間
決意したその日から1日8時間の猛特訓を開始。
口を切って口の中が血まみれになったり、風邪を引いて高熱を出した事もあったそうですが、365日一切休むことなく頑張ったそうです。
そして腹話術を始めてから7年間が経ち、やっと彼の納得がいく腹話術ができるまでに成長を遂げます。
いっこく堂さんの腹話術は元からあった才能ではなく、努力して身につけた結果という訳だったのですね。
まとめ
28歳から新しい人生に向かって進んでいくというのは勇気が必要ですよね。
「今からだと遅いかな…」という不安を感じずに新たな一歩を踏み出せたからこそ、今のいっこく堂さんがいるんだなとしみじみ思いました。
現在では年間300回以上のステージをこなすいっこく堂さん。これからの更なる活躍に期待したいですね!