ホンマでっかTVの人気コーナー『アナタはどっち派?得するホンマでっか』で、取り返しのつかない寝坊をした時に1分でも早く行く方がいいのか、それとも一服などをして落ち着く方がいいのかどちらが得なのかを評論家の方たちが科学的に解説されました。
個人的には遅刻したことに焦って一分でも早く現場に向かおうと思いますが、緊急事態でも一度冷静になって落ち着いてから行動を始める人もいますよね。
周りに迷惑をかけている訳ですし急いで行くのが礼儀なのかなと思いますが、冷静に行動した方が無駄なく動けて結果的に早かったりなんてこともありそうです。
科学的に見ると実際にはどちらの行動がお得なのでしょうか。気になりますね。
という訳で、今回は遅刻した時の行動について評論家の方たちの分析をまとめてみたいと思います。
ホンマでっかメンバーはどっち?
■1分でも早く行く派
・小杉竜一(ブラマヨ)
・篠原ともえ
・梅沢富美男
・島崎和歌子
■一服して落ち着く派
・吉田敬(ブラマヨ)
・明石家さんま
・マツコデラックス
それぞれの意見は?

早く行く派の主張
■小杉竜一(ブラマヨ)
・ちょっとでも急いできたっていうその気持ちを見せないと周りをがっかりさせてしまう
■梅沢富美男
・急いできたという気持ちを見せないのは相手に対して誠意が無さ過ぎるので、一分でも早く行って謝罪し誠意があることを相手に示したい
落ち着く派の主張
■明石家さんま
・起きた時にはもう始まっているという状態だとどうしようもないから「どんな言い訳しようかなぁー。」と落ち着いて考えてみる
■吉田敬(ブラマヨ)
・どうしたって怒られる状況なら万全の態勢で怒られたい
■マツコデラックス
・あまりにも寝坊しちゃったりするとそれを受け入れるまでに時間がかかるから、いきなり動こうとしても動けない
各科学での根拠は?
■心理評論家:植木 理恵先生
早く行く方がお得!
人の記憶というのは「何分遅れた」とか「どういう実績・成績」ということよりも、「頑張って来ているか」という態度や姿勢の方が印象として記憶に残りやすいのです。
そのため、早く来ようとした姿勢の方が相手の記憶に長く残る事となり、相手から認められやすくなると言えます。
それに焦って行動する時のほうが、普段思いつかないような奇想天外なアイデアを思いつきやすくなります。
逆に一服してじっとしていると身体を動かしていないので頭も働かず、いいアイデアが浮かびにくい状態だと言えます。
早く現場にだどり着くための良いアイデアがひらめく可能性も高くなるので、焦って行動した方がお得だと思います。
■法律評論家:堀井 亜生先生
落ち着く方がお得!
「1分でも急いで行けば間に合う」という場合では別ですが、「取り返しのつかない」というような危機的状況の時こそ落ち着いて行動を起こさないと余計にトラブルが大きくなってしまう可能性があります。
例えば取引先の企業に複数人で商談に行く予定があったとして、その商談に自分が寝坊で遅刻をしてしまったとします。
そして、もし周りのメンバーが「あいつ具合が悪かったんです」とフォローしていたとすると、焦って行動して何も知らずに商談に飛び込んでしまったら周りのみんなに迷惑をかけてしまう事になります。
それに、先ほど「早く行って相手に誠意を見せたい」という意見がありましたが、その行動は謝って許して欲しいという感情の方が大きいと思います。
相手のことを本当に思うのであれば、相手がどういう状況で待っててどういう事をすべきか聞いたり察することの方が大事で、そういった事を考えるには一服などして冷静に考える必要があると言えます。
■脳科学評論家:澤口 俊之先生
落ち着く方がお得!
人は焦ってしまうとアドレナリンやストレスホルモンを多く分泌するので思考力が低下してしまいます。
そのため、明らかに間に合わないという条件下で話をするのであれば落ち着く方が得だと言えます。
それにアドレナリンが多く分泌された状態だと人間は「逃げる」か「攻撃する」といった感情になりやすいので、相手に謝った時に偉そうな態度をされると逆ギレしてしまう可能性が高くなることも懸念されます。
まとめ
評論家の方々の意見としては一服して落ち着く方が若干お得のようです。
少しでも早く行くという誠意を見せることも大事ですが、まずは落ち着いて最善の行動を尽くすことが一番大事なのかもしれませんね。
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