世の中のホンマでっかな情報を各分野の評論家たちが発信していくバラエティ番組『ホンマでっかTV』。
2018年2月22日放送の今回は『得意科目で分かるその人の人間性』をテーマに各分野の先生たちが様々な知識を披露してくれました。
・指の長さで得意科目が分かる
・国語が苦手だといじめっ子になりやすい
・文系、理系の概念は先進国で日本だけ
など、今回も「ホンマでっか!?」な情報が盛りだくさん!
という訳で、今回は に関する様々な知識をまとめていきたいと思います。
指の長さで得意科目が分かる

▼教育評論家:尾木 直樹先生の見解
イギリス:バース大学が7歳児の子供75人を対象に『指の長さと成績の関連性』の調査を行ったのですが、
人差し指よりも薬指が長い⇒数学が得意
薬指よりも人差し指が長い⇒国語が得意
という事が調査の結果で分かりました。
これは胎児の時に受けるホルモンの違いに原因があると考えられています。
●テストステロン(男性ホルモン)
母親の胎内でテストステロンが多く放出された場合、薬指が長くなる傾向があります。
このテストステロンには『空間認知能力』を強化する働きがあるので将来的に数学が得意な子供に育ちます。
●エストロゲン(女性ホルモン)
母親の胎内でエストロゲンが多く放出された場合、人差し指が長くなる傾向があります。
このエストロゲンには『言語認識能力』を強化する働きがあるので将来的に国語が得意な子供に育ちます。
ちなみに得意教科以外にも、
薬指の方が長い女性⇒陸上競技・テニスなどの走るスポーツが得意
薬指の方が長い男性⇒暴力的な性格である傾向が強い
という事がデータ上で分かっています。
数式を見ただけで体が痛くなる人がいる

▼脳科学評論家:澤口 俊之先生の見解
数式を見た時に不安や嫌な気持ちを感じてしまう『数学不安症』というモノがあります。
これは数式を見ただけで体の痛みに関係する部分が活性化してしまう症状で、女性の人によく見られます。
体育や運動が得意な人にはイケメンが多い

▼マーケティング評論家:牛窪 恵先生の見解
ソチオリンピックのバイアスロン競技に出場した選手を対象に『顔写真と成績の関連性』の調査が行われたのですが、
女性⇒顔と成績に因果関係は無し
男性⇒イケメンの方が圧倒的に好成績
という事が分かりました。
男性の場合はイケメンの方がスポーツで良い成績を残せる傾向があるようです。
国語が苦手だといじめっ子になりやすい

▼教育評論家:尾木 直樹先生の見解
『いじめられる側の立場や気持ちをいくら説明しても全く理解してくれない』という特徴のいじめっ子がここ最近で非常に増えています。
こういった子たちは共通して作文能力や読解力が低かったりするのですが、やはり相手の気持ちを読み取る能力の低さが国語の成績にも影響しているのではないかと考えられます。
『国語力が低い=いじめっ子』という訳では決してありませんが、国語力が低いといじめっ子になってしまう可能性は高いと言えるでしょう。
ちなみに幼児期に『ごっこ遊び』をしていれば相手の気持ちがイメージしやすくなるので、相手の気持ちが分かる子に育っていくと思います。
数学が苦手な人が借金すると自己破産しやすい

▼経済評論家:門倉 貴史先生の見解
『計算能力とローン返済能力の関連性』に関する調査がアメリカで行われています。
リーマンショック直前にローンを組んだ人数百人を対象に簡単な計算問題を解かせて、その結果とローンの返済能力にどんな関係性があるのか調べてみたところ、
計算が得意だった人:5%の人がローンの返済に行き詰まる
計算が苦手だった人:25%の人がローンの返済に行き詰まる
という結果が調査の上で分かりました。
つまり計算が苦手な人ほどローンの返済に行き詰まりやすいという事が分かったのです。
年収が低い家庭の子ほど実技科目が得意な傾向がある

▼マーケティング評論家:牛窪 恵先生の見解
親の年収が200万円未満の家庭と1000万円以上の家庭の2グループに分けて子供の得意科目を見比べてみたところ、
200万円未満の家庭の子:音楽、図工、家庭科、体育
1000万円以上の家庭の子:国語、算数、理科、社会
となる事が分かりました。
つまり、年収が低い家庭の子ほど実技が得意で年収が高い家庭の子ほど座学が得意な傾向にあるのです。
ちなみに調査の対象となった子供のほとんどがこの結果に当てはまり、得意というだけでなく実際に成績も良いという事も調査の結果で分かっています。
生きていく上でどちらが大事かを考えると、これからの時代は実技の方が大事だと思われます。
今後はAI(人工知能)の発達により人間の仕事がAIに奪われていく可能性が高いので、知能的な部分よりも人間が持つ本来の力を重視していった方が良いと言えるでしょう。
▼脳科学評論家:澤口 俊之先生による補足
実技の中でも音楽、特にピアノは脳にとても良い影響を与えます。
ピアノは必修科目にした方が良いと言えるレベルで、実際に東大合格トップの開成中学もピアノを必修科目にしているほどです。
美術が苦手な人は思い込みが激しい

▼経済評論家:門倉 貴史先生の見解
イギリスで『デッサンの得意・不得意で物の捉え方がどう違うか』という研究が行われています。
その研究結果によればデッサンが下手な人は、
「この人は貧相だからお金を持っていないんだろうな」
「この人は人相が悪いから悪人なんだろうな」
といった感じで思い込みが激しい傾向にある事が分かっています。
実際に描く作品も、思い込みが激しいせいか現実とは離れた作品を描いてしまう傾向が見られるそうです。
美術が得意な女子学生は性的に活発な傾向がある

▼経済評論家:門倉 貴史先生の見解
オーストラリアでの研究になりますが、美術が得意な女子学生は性的に活発な傾向があることが分かっています。
理由としてはカリキュラムが比較的に緩やかで時間に余裕があり、感性が強く想像力豊かであることが原因として考えられます。
逆に、性的に奥手なのが理系の男子学生です。
理由としてはカリキュラムが厳しく性的に活発になれる時間が無いことが原因として考えられています。
理系が得意な人は筋トレの成果が出やすい

▼骨格筋評論家:岡田 隆先生の見解
筋トレは『何kg』『何回』『何セット』といったように数字で管理する部分が多いです。
それに理系はスケジュールの逆算が得意なので、筋力アップに対する効率的な行動を行うことが出来ます。
文系・理系の概念は先進国では日本だけ

▼環境評論家:武田 邦彦先生の見解
欧米諸国には文系・理系という概念はありません。
ではなぜ日本には文系・理系があるのかというと、西洋式の教育制度が導入された明治時代の日本に十分なお金がなかった事が原因として考えられます。
文系:およそ10億円(定員400名/教員29名)
理系:およそ23億円(定員400名/教員29名)
医学部:およそ222億円(定員480人/教育29名)
(※私立大学の場合)
当時はお金のかかる理系の学科をたくさん作ることが出来なかったので、理系と文系の試験を分けて理系の受験生の削減を考えた訳です。
それに理系学科を1つ設置するための必要な費用は高等学校を1校作るのと同じ費用がかかるので、理系学科を設置するよりも高等学校を建てる方が優先されたのも一つの理由です。
現在の日本はお金に余裕が生まれているので、今後は文系・理系という概念も徐々に撤廃されていくことでしょう。
男性は理論化、女性は言語化に興味を持つ

▼心理評論家:植木 理恵先生の見解
一般的に『男性は理系が得意で女性は文系が得意』と言われますが、これは男性と女性で興味を持つ部分に違いがある事が原因として考えられます。
例えば、一枚の地図を渡し「今いる場所から目的地までの場所を説明してください」と質問した時、
男性の場合:全体のシステムや方式、東西南北など、理論を構築しながら相手に伝えたがる
女性の場合;その場その場で見える光景を言葉で表しながら相手に伝えたがる
といった感じで地図の見方がそれぞれ変わってきます。
これは男性が物事を理論化する事に、女性は物事を言語化する事に興味持つからだと考えられます。
なので目的地を相手に伝える場合も、
相手が男性の場合⇒地図を送って目的地を伝える
相手が女性の場合⇒目的地の場所を言葉で教える
とした方が相手にとって喜ばれやすいと言えるでしょう。
陸上が得意な人は筋トレの成果が出やすい

▼骨格筋評論家:岡田 隆先生の見解
短距離や投擲などの競技が得意な人は速筋線維が多い人だと言えます。
この速筋線維は大きくなりやすいという特徴があるので、短距離や投擲などの陸上競技が得意な人は筋トレの成果が出やすいと言えるでしょう。