2017年10月25日放送のホンマでっかTVで『音楽の重要な部分』に関する討論が行われました。
今回はその内容についてまとめてみたいと思います。
ホンマでっかメンバーはどっち?

歌詞派
・磯野貴理子
・小杉竜一
・ゆりやんレトリィバァ
・劇団ひとり
メロディ派
・明石家さんま
・マツコデラックス
・吉田敬
それぞれの意見は?

メロディ派の主張
劇団ひとり:歌詞の意味が分からなくても海外の歌を好きになる時だってある。あれはメロディが心に響いてるから歌詞が分からなくても好きになるんだと思う。
歌詞派の主張
吉田敬:日本語じゃない歌は何を言ってるか分からないし、下手すれば自分たちの悪口を言ってる可能性だってあるかもしれない。
明石家さんま:昔はメロディよりも歌詞で勝負する歌が多かった。そういう歌を聴きながら育ってきたから、今でもその影響が強く残ってる。
マツコデラックス:好きな歌がたくさんある中でも、自分が本当に好きだなって思える歌ってやっぱり歌詞が良かったりしない?
各分野での見解は?

マーケティング評論家:牛窪 恵先生の見解
▼歌はメロディの方が重要!
歌詞とメロディのどちらが重要か実際に調査をしてみたところ、
メロディ派:7割以上
歌詞派:3割にも満たない
となり、メロディ派の方が歌詞派より圧倒的に多い状況となっています。
こうなる理由については2つの事が原因として挙げられます。
理由①:カラオケの普及
カラオケが無かった頃は頑張って歌の歌詞を覚えようとする人が多かったと思います。
しかし、カラオケが普及してからは画面の歌詞を見て歌えるようになったので歌詞を覚える人が昔と比べて少なくなってしまったのです。
その結果、歌詞への関心が薄れてしまい重要性が低下してしまったのではないかと考えられています。
理由②:音の響き
最近の若い人は『言葉の意味』を考えるより『音の響き』で良し悪しを判断する傾向があります。
例えば『ブラックマヨネーズ』というコンビ名も、『ブラックマヨネーズ』という意味を理解して覚えた人より『ブラマヨ』と略した時の響きで覚えた人の方が多いんじゃないかと思います。
心理学評論家:植木 理恵先生の見解
▼歌は歌詞の方が重要!
子どもの時はメロディが重要ですが、大人になってからは歌詞の方が重要になってきます。
なぜ大人は歌詞が重要かというと、過去に経験してきた色んな出来事が歌の歌詞と噛み合い心に深く染みるようになってくるからです。
つまり、歌を聴く時に歌詞が重要だと感じるのは心が大人になった証拠とも言えるのです。
ちなみに歌詞を重視する人は言語的なIQが高い傾向にもあります。
脳科学評論家:澤口 俊之先生の見解
▼歌は歌詞の方が重要!
歌の歌詞には一つ一つ意味が込められていますが、この込められた意味を脳は本能的に追いたがります。
この込められた意味を理解しないまま歌のメロディを楽しむという事は脳的には損をしているのと同じこと。
脳科学の観点からすればとてももったいない事をしている状況だと言えます。
まとめ

・若者は音の響きで言葉の良し悪しを判断する
・大人になるにつれて歌詞の良さが分かるようになる
・歌詞を理解しないと脳的に損している
どちらかといえば『歌は歌詞が重要』という結論になりました。
やはりメロディと歌詞の両方が揃って『歌』になるのでどちらが大事かと言われてもなかなか決められないですよね。
今回のテーマはなかなか難しい内容だったんじゃないかと思います。