2018年11月21日放送の今回は『幸せになるためのお金の使い方』をテーマに各分野の先生たちが様々な知識を披露してくれました。
・他人のためにお金を使うと健康になれる
・戒名は自分でつければ無料になる
・高収入な人ほど値切ることが多い
など、今回も「ホンマでっか!?」な情報が盛りだくさん!
という訳で今回はお金の使い方に関する様々な知識をまとめていきたいと思います。
他人のためにお金を使うと血圧が下がる

▼生物学評論家:池田 清彦先生の見解
ブリティッシュコロンビア大学で行われた実験結果によると、『自分のため』ではなく『他人のため』にお金を使った方が血圧が下がるそうです。
【対象者】
65~85歳の高齢者128人
【調査期間】
3週間
【実験内容】
AのグループとBのグループに分けて、それぞれのグループに毎週40ドルずつ支給。
そしてそれぞれのグループに、
Aのグループ⇒『自分のため』にお金を使ってください
Bのグループ⇒『他人のため』にお金を使ってください
と指示して様子を見る。
【実験結果】
Bのグループの血圧がAのグループと比べて大きく低下した。
ちなみに今回の実験で確認された血圧の低下は、
・エクササイズなどの運動する
・健康的な食事をとる
と同様の効果があると報告されています。
年間約440億円もの遺産が相続されず国の物になっている

▼遺産相続評論家:曽根 恵子先生の見解
『相続人がおらず遺言書も無い』という方が亡くなってしまった場合、その人が保有する財産は国に帰属されます。
こういったケースがここ最近増えており、今では年間約440億円もの財産が国の物となっています。
相続に関する民法の改正により、遅くとも2020年までには遺言書を法務局へ預けることが出来るようになります。
財産を託す人や遺言執行人に「私の遺言書は法務局に預けてあるから」と伝えて置けば、身内がいなくて遺言書が見つからないというケースを未然に防ぐことが出来ます。
人生最後のレガシーギフトが注目されている

▼最新ライフスタイル評論家:くどう みやこ先生の見解
・おひとりさま
・子どものいない夫婦
などの『相続人がいない層』が年々増加傾向にあります。
それに伴って「遺産を社会のために使って欲しい(=レガシーギフト)」と考える人たちも年々増加傾向にあります。
・犬が好きだから救助犬を支援する団体へ寄付
・世界に貢献したいから貧しい国を支援する団体へ寄付
・自分を育ててくれた恩返しのために卒業した母校へ寄付
相続人がいる人でもいない人でも遺言書に希望を書けば実行されるので、「自分の遺産をぜひ役立てて欲しい」という団体がもしあれば事前に書いておくといいでしょう。
⇒全国レガシーギフト協会のホームページ:いぞう寄付の窓口
戒名は自分でつければ無料

▼生物学評論家:池田 清彦先生の見解
戒名にはランクがあり、高いモノだと200万円もすることがあるので出来るなら自分でつけた方がいいです。
ただし適当に戒名をつけてしまうとお寺側が了承してくれない可能性があるので、自分で戒名を考える場合は戒名についてしっかりと勉強した上でつけるようにしましょう。
インドの投資信託が最近注目されている

▼投資信託評論家:篠田 尚子先生の見解
・若年人口が多いので将来性がある
・政治や経済のマイナス面が少ない
これらの理由から投資先として魅力が最近高まっています。
過去の実績では基準価額が3~4倍になった時期もありました。
コオロギの養殖が日本の新ビジネスとなる

▼生物学評論家:池田 清彦先生の見解
「お金はないけど投資したい!」という人にはコオロギの飼育がオススメです。
理由その①:飼育しやすい
ニワトリや魚などに比べてコオロギの飼育は、
・飼育する場所を取らない
・エサ代が安い
・たくさん育つ
・短期間で成長する
などのメリットがあります。
理由その②:日本で流行る可能性がある
東南アジアではコオロギを食用にする国が多く、日本でも今後流行る可能性があります。
もし日本でコオロギが流行った時にコオロギの飼育技術を持っていれば一気に大金持ちになれるでしょう。
品種改良されたメダカが新ビジネスとなる

▼経済評論家:門倉 貴史先生の見解
メダカは品種改良が盛んに行われており、今では500種類以上もの品種が存在します。
人気のあるメダカは値段も高く、ブラックダイヤという品種になれば価格は1万円以上。副業としてそういったメダカをたくさん飼育・販売する人が最近増えてきているのです。
投資初心者にオススメなのは『おつり投資』

▼投資信託評論家:篠田 尚子先生の見解
『おつり投資』とはクレジットカードや電子マネーで買い物をした時のおつりを自動で投資に充てるシステムで、投資のハードルを下げる目的で考案されました。
元々はアメリカで始まった投資システムで日本でも2年ほど前から始まっています。
①投資に充てる金額を100円、500円、1000円の単位から設定しておく
②カードや電子マネーで買い物をした時に、設定した投資金額から購入金額を差し引いた金額が『おつり投資』として蓄積されていく
ex)320円のお菓子を購入した場合
100円:100円玉×4枚で購入⇒おつりは80円
500円:500円玉×1枚で購入⇒おつりは180円
1000円:1000円札×1枚で購入⇒おつりは680円
③貯まった『おつり投資』の合計額が月に1度銀行口座から引き落とされ、投資に充てられる
④アプリで運用状況を確認したり、必要であればいつでも出金が可能


※利用には一定の手数料がかかるので、ある程度の利用がないとマイナスになる可能性があります。
高収入な人ほど値切ることが多い

▼節約評論家:和田 由貴先生の見解
あるアンケートで『値切ることはありますか?』という質問を全国の20代~60代の男女1349名に行ったところ、値切ることがあると答えた人の割合が全体の38%となりました。全体として見ると値切る人の方が少数派のようです。
しかし、値切ることがあると答えた人を年収別に見てみると年収が高い人ほど値切る人の割合が高くなり、年収700~1000万円の人に至っては半数以上が値切ると回答。高収入の人ほど節約意識が高いという傾向が伺えるのです。
価格交渉に関するアンケート結果
▼『値切ることある?』に対する回答結果
(全国の20代~60代の男女1349名を対象に実施)
【男性】
よくする 7.1% まあまあする 11.1% たまにする 23.6% あまりしない 26.3% ほとんどしない 31.9% 【女性】
よくする 1.6% まあまあする 9.2% たまにする 23.3% あまりしない 27.0% ほとんどしない 39.0%
▼『値切るほうだ』という人の年収別データ
300万円未満 34.3% 300~500万円未満 40.4% 500~700万円未満 48.7% 700~1000万円未満 58.3% 1000万円以上 54.1%
偶然得たお金は貯めた方が幸福になりやすい

▼心理学評論家:植木 理恵先生の見解
心理学では儲かるお金を『必然の報酬』と『偶然の報酬』の2つに分けます。
必然の報酬:仕事の給料など。貰って当たり前の物。
偶然の報酬:お年玉や宝くじなど。不意に貰えた物。
偶然の報酬は貯めた方が幸福を感じやすいです。ラッキーで得た物、つまり神からの祝福とも考えられるので貯めたり飾ったりした方が人は幸せを感じます。
逆に、必然の報酬は使った方が幸福を感じやすいです。努力をして得た物なので、使わずに貯めてしまうと「次も頑張ろう!」という気持ちが削がれてしまうのです。