世の中のホンマでっかな情報を各分野の評論家たちが発信していくバラエティ番組『ホンマでっかTV』。
2016年8月24日放送の今回は『お金』をテーマに、各分野の先生たちが様々な専門知識を披露しました。
「お金がなかなか貯まらない…」と頭を抱える人が世の中にはたくさんいますが、専門的な目線で見れば
・無駄遣いを無くす方法
・衝動買いをしてしまう理由
・お金の上手な貯め方
など、いろんな事が分かってしまうのだとか。
まさに「ホンマでっか!?」と疑いたくなるような事実ですよね。
という訳で、今回はお金に関する様々な知識についてまとめていきたいと思います。
カード派の方が現金派より貯蓄上手

▼マーケティング評論家:牛窪 恵先生の見解
クレジットカード派の方が現金派よりお金が貯まりやすいです。
なぜかというと、クレジットカードを使う方が現金を使うよりもメリットとして考えられる部分が多いからです。
カードと現金のメリット・デメリット…
・クレジットカード派
買い物の時に発生するポイントをコツコツ貯めて金券へ交換できる
利用明細が毎月まとめて送られてくるので管理、反省がしやすい
・現金派
時間外にATMを利用したり、コンビニのATMで現金を引き出したりすると手数料が取られてしまう
(※現金派の約2割の方は『年間で5000円以上の手数料を取られている』といったデータもあります。)
ちなみに、ある金融機関が行った調査によれば、
『カード派の男性の方が現金派の男性よりも年間で約17万円も貯金を多く増やせていた』
という結果も出ています。
破産している人は細かいお金の出し入れが多い

▼法律評論家:堀井 亜生先生の見解
お金の出し入れが多い人はお金が貯まりません。
破産の事件などでカードの利用明細や通帳を全部預かったりするのですが、そういった人たちの通帳の動きを確認すると『細かいお金の出し入れ』がよく見かけられます。
数千円単位でお金が出し入れされているのですが、時間外にお金を引き出している傾向があるので手数料などで気づかない内にお金が減ってしまっているのです。
つまり、こういった事を考えずに「今必要な分だけ下ろしておこう」という考え方を持っているとお金はなかなか貯まらないのです。
「3万円下ろしたら3万円使っちゃうから5千円だけ下ろす…」という考え方は浪費してしまう人の大きな特徴だと言えるでしょう。
なぜお金を使うかストーリーを思い描くと無駄遣いが減る

▼脳神経評論家:管原 道仁先生の見解
お金を使う時は「なぜこのお金を使うのか」というストーリーを思い描くと無駄遣いがなくなります。
例えば通販番組などで、
『限定!あと残り○○個!』
と言われると人間は「欲しい!」という気持ちになってしまいます。
これは『心理的リアクタンス』と言って『制限を受けると途端に欲しくなってしまう』事を指します。
こういったトラップが世の中の広告にはたくさん潜んでいて、彼らは我々のストーリーを心理学的に書き換えようとしているのです。
そのため、「本当に自分はこれが欲しいのか?」と自分のストーリーをしっかり持った上でお金を使う事が無駄遣いの防止につながるのです。
レストランの選び方で分かる無駄遣いの傾向…
Q:デートで食事に行く事になりました。その結果、とあるレストランを選ぶことになりましたがそのお店を選んだ理由はなんでしょうか?
次のA~Cの中から選んでください。
A、料理のレパートリーを増やしたいから、食べた事のない料理を選んでみよう
B、この人と一緒にこのお店でおいしい料理を食べたい!
C、ミシュランの星付きレストランに一度来てみたかった!
ストーリーを描く時のコツは主人公が『自分』でないといけません。
AとBは「自分がこれをしたい」という思いでレストランに行っていますから失敗しても自分の責任だと言えます。
逆に、Cは「ミシュランで評判だから」と聞いて行動しているので自分のストーリーが書き換えられています。
そのため、失敗した時は誰かの責任にしたがっていると考えられます。
つまり、Cの考えが無駄遣いをしやすい傾向にあるのです。
カワイイ子を目で追うタイプは衝動買いしがち

▼マーケティング評論家:牛窪 恵先生の見解
人は広告だけでなく『周りの人の行動』に影響されてつい買ってしまう傾向があります。
アメリカにあるウェブメディア運営会社が飛行機の機内販売を例に研究を行ったのですが、
・『近くの人の買い物を目撃した人』の一人当たりの購買点数が30%ほど上昇
・『お酒を買う人を目撃した人』のお酒を買う確率が78%ほど上昇
という結果が見られました。
つまり、人は目で得た情報によって無意識のうちに「買いたい!」という心理になってしまう傾向があるのです。
ネットスーパーの買い物の方がお得で安く買える

▼節約評論家:和田 由貴先生の見解
ネットショッピングは『お金をたくさん使ってしまう』イメージがありますが、スーパーでお買い物をする場合はネットの方がお得に安く買えます。
ネットスーパーがお得な例…
・『500g』と表示されているお肉を購入したら値段はそのままで『540g』のお肉が届いた
・100円のちくわを注文したが注文後に品切れとなったため200円のちくわが送られてきた
ネットスーパーでお買い物をした場合、表示より少ないグラム数で商品が送られてくることはありませんし、注文後に品切れが起きても購入価格より安い物が届いたりする事はないのです。
胸の小さい女性と結婚するとお金が貯まりやすい

▼経済評論家:門倉 貴史先生の見解
中国にあるIT関連事業のビッグデータを参考にして『女性が購入したブラジャーのサイズ』と『ネットで高額消費をする人』の関係性を調べてみたところ、
Bカップ:7%
Cカップ:17%
Dカップ:24%
Eカップ:33%
という結果が出ました。
なぜこういう結果になったのか原因は不明ですが、胸のカップ数に比例して高額消費が増加している事は統計上ではっきりと分かっているのです。
良い事をした後に買い物に行くとお金をたくさん使ってしまう

▼異常心理評論家:杉浦 義典先生の見解
人は良い事をした後に買い物を行うとお金をたくさん使ってしまう傾向があります。
なぜなら人間は、
・自分は良い人だというイメージ
・お金
このどちらも同じような『資産』だと思っているからです。
そのため、自分は良い人だというイメージがたくさん溜まっている時はその分お金を使ってもいいと思ってしまうのです。
自分のためにお金を使うという行為は罪悪感を感じてしまいがちですが、良いことをした後は自分の中の『良い人貯金』が潤沢なので「ちょっと贅沢しちゃおうかな!」って思ってしまうのですね。
人におごった事が無い人はお金が貯まらない

▼生物評論家:池田 清彦先生の見解
人に一度もおごった事がない人はお金が貯まりません。
なぜかというと、『おごる』という行為は他人からの尊敬・信頼につながるのでお金が貯まる貯まらないというより仕事が増えて収入アップにつながりやすいからです。
ある程度のお金を持っているのであれば「自分よりお金がないやつにおごっちゃおう!」という根性を持つようにしないとお金は増えてこないのです。
ケチな性格は隠しても親を見れば分かる
出典:http://goo.gl/yXaII7
▼法律評論家:堀井 亜生先生の見解
ケチな性格というのはどんなに隠していても親を見たらわかってしまいます。
なぜなら、お金に対する『価値観』は生まれ育ったところによるものがほとんどだからです。
ちなみにこの価値観は家がお金持ちか貧乏かではなく、親のお金に対する『スタンス』が大きく影響してきます。
もし、あとから成功してお金持ちになったとしてもその人のベースは変わらないのです。
つまり結婚相手を選ぶときはその相手ではなく、相手の親との価値観が自分と合うかどうかが大切だと言えるでしょう。
離婚相談での実例…
離婚の相談などを受けていると『結婚してから金銭感覚が合わなくなった』といった話がよく出てきます。
そういった人の話の中に、
「付き合っている時は彼がデート代を払ってくれたりプレゼントもたくさんくれたりしていたので分からなかったが、彼の実家に行ってみたら実家は節約家でペットボトルを洗ってコップにしていた」
というケースも過去にはありました。
途中でやめたらもったいないと思う人はお金が貯まらない

▼脳神経評論家:管原 道仁先生の見解
『途中でやめたらもったいない』と考える人が一番お金が貯まりません。
たとえば『毎号買えば最後に模型が完成するという雑誌』を例に挙げると、
途中で雑誌の必要性を感じなくなったから買うのをやめた:お金が貯まる人
雑誌の必要性は感じなくなったが途中まで出来た模型がもったいなくて最後まで買った:お金が貯まらない人
といった感じです。
他に例をあげれば、
『映画館に映画を見にいった際、30分観てつまらないと思ったらすぐに出れる人』
もお金が貯まる人です。
もったいない様に思うかもしれませんが、残り1時間半をダラダラ観て過ごすよりその時間を他のことに使える人の方がお金が貯まりやすいのです。
株で言えばいわゆる『損切り』というものですね。
雑誌や映画で例えましたが、こういった『切る練習』を普段から行うことでお金に対しても『切る』ことが出来るようになるのです。
獲得したポイントでプリペイドカードを買うと良い

▼節約評論家:和田 由貴先生の見解
お得に買い物をするために家電量販店でポイントカードを使うことがありますが、注意すべき点が1つあります。
それは『その家電量販店でポイントを使った時は新たにポイントが貯まらない』という点です。
なので、そのポイントを使って購入する際は『プリペイドカード』を買うことオススメします。
家電量販店ではポイントの獲得に専念、そしてプリペイドカードは別の場所で使うという訳ですね。
あと、家電量販店ではクレジットカードを利用する場合ポイントが付かないことがありますが、家電量販店の商品券で購入をすれば現金で購入した時と同じ金額のポイントが付きます。
なので購入したい物が決まっているのであれば、
①金券ショップで商品券を安く購入
②その商品券で購入すればポイントも付く
となるので、さらにお得な状況を生み出せます。
家電量販店で物を購入する場合は10万、20万といった高額のお買い物になるので、2%や3%といった小さな割合でも大きな金額になってくるのです。
お金を使いすぎると電気刺激でお仕置きをするリストバンドがある
出典:http://goo.gl/r1i21j
▼経済評論家:門倉 貴史先生の見解
お金を使いすぎると電気ショックでお仕置きをするリストバンドがあります。
そのリストバンドはインターネットで銀行口座やクレジット会社に接続されていて、自分が設定した金額を超えて購入を行うとリストバンドに電気が流れるのです。
ちなみに225ボルトなのでそんなに痛くないです。ヤケドとかはしないぐらいですね。
まとめ

今回のホンマでっかな情報はいかがだったでしょうか。
お金が貯まらなくて悩んでる人にとっては特に参考になったのではないかと思います。
金銭のトラブルは人との信頼関係に影響を与えますからお金とは上手に付き合っていきたいものですよね。