世の中のホンマでっかな情報を各分野の評論家たちが発信していくバラエティ番組『ホンマでっかTV』。
2018年8月1日放送の今回は『評論家が語る怖い話』をテーマに各分野の先生たちが様々なエピソードを披露してくれました。
・脳の一部を切り離す実験が怖い
・闇サイトにつながる規制のかかっていないブラウザが怖い
・忘れた頃にやってくる養育費の請求が怖い
など、「ホンマでっか!?」と驚くような怖い話が今回も盛りだくさん!
という訳で、今回は評論家が語る怖い話についてまとめていきたいと思います。
AI化が進むと精神疾患率が増える

▼心理評論家:植木 理恵先生の見解
人間は『刺激を全く感じないストレスフリーな環境』にいるよりも『少し不便でストレスを感じる環境』にいる方が精神的にはベストな状態となります。
「自分で苦労して何かをしてみたい」というのが人間の本心であり、それを完全に抑えてしまうと精神疾患に陥ってしまう可能性があるのです。
AI技術の進化は世の中に便利をもたらすかもしれませんが、便利過ぎる故に精神疾患を急増させてしまうリスクも秘めているのです。
現在では禁止実験とされていますが『刺激やストレスを遮断すると身体にどのような変化が起きるか』という実験が1950年代に行われています。
〇実験内容
・食事とトイレは自由にOK
・それ以外の事は一切なにもせずに寝て過ごす
という状況で一定期間過ごしてもらう
〇実験結果
刺激が無いことで精神が不安定な状況へ陥り、数日後には幻覚が発生。
刺激やストレスを求めようとするあまり、
・電話帳を与えればむさぼるようにそれを読み始める
・ラジオを与えれば関心のなさそうな話まで一生懸命聴こうとする
といった行動が見られた。
離婚の際の「好きな物を持って行っていいよ」は悲劇の始まり

▼法律評論家:堀井 亜生先生の見解
離婚の財産分与を話し合う際に男性は「家にあるものは好きに持って行っていいよ」とカッコつけたがりますが、この発言をしてしまったばかりに家の中にある物すべてを根こそぎ持っていかれてゴミしか残らなかった…という方がいらっしゃいます。
しかも、持っていかれた物のほとんどがインターネットのオークションに奥さんのアカウントで出品されていたそうです。
少しでもお金を稼ぐために家財道具はもちろん、夫の私物やキッチン用品、思い出の品など全てを持ち出したという訳ですね。
ちなみに売られていた物の中には二度と手に入らないようなお気に入りの品も含まれていたので、旦那さんは泣く泣く自分で落札して買い戻したそうです。
暑い夏は青色の模様が出るヒョウモンダコが怖い

▼生物学評論家:池田 清彦先生の見解
南の方の海にしか生息しないヒョウモンダコですが、海水の温度が上昇したためか最近では日本の海岸でも見かける事が多くなっています。
ヒョウモンダコは触れるとキレイな青い模様が浮かびあがるので小さい子供なんかが触ろうとするのですが、このヒョウモンダコに刺されると最悪の場合は呼吸困難に陥ってしまうので注意が必要です。
※ヒョウモンダコはフグと同じ猛毒『テトロドドキシン』を持っています。
脳の一部を切り離す実験が怖い

▼脳科学評論家:澤口 俊之先生の見解
凶暴な精神疾患患者を治療する方法として脳の前頭葉部分を切り離す手術が過去に行われていました。
前頭葉の部分を切り離すと患者の凶暴性が収まるため、当時は画期的な治療法として世界中の注目を浴び、ノーベル医学賞も受賞をするのですが『人間性の喪失』という深刻な副作用を起こすことがその後に発覚。
脳は一度切り離すと元に戻せないので現在では全面的に禁止されており、日本では一切行われていない治療法となっています。
しかし、海外の一部では精神疾患患者を治療する最終手段として今でも密かに行われているようです。
不安をビジネスにする学者が怖い

▼環境評論家:武田 邦彦先生の見解
過去のウワサ話で、
・中国の経済が崩壊する
・富士山が爆発する
・東京で6ヵ月以内に大地震が起きる
・あと8年でゴミがいっぱいになる
などの話を耳にした事があると思います。
どのウワサ話も現実となれば怖い話ですが、これらのウワサ話は専門家がビジネスで儲けるために流したウワサ話である可能性が高く、信憑性がほとんどありません。
オイルショックの時に『石油がなくなるからトイレットペーパーを買え』と不安を煽るようなウワサが流れたのも、どこかが儲けるために流した専門家のウワサ話なのです。
『東京で30年以内に大地震が発生する確率は80%』
と予測されており不安を感じている人が多いと思いますが、この予測にはあまり信憑性がありません。
なぜなら2018年6月に起きた大阪の大地震は、
『発生する確率が0~0.1%』
と予測されていたからです。
こういった間違った予測が世の中に出回る事を防ぐためには『この予測の責任の所在がどこにあるのか』をハッキリさせておく必要があります。
イギリスではすでに行われていますが、専門家たちが自分たちの予測・作成したものに対して必ずサインを行い、責任の所在を明らかにすることがとても重要なのです。
闇サイトにつながる規制のかかっていないブラウザが怖い

▼経済評論家:門倉 貴史先生の見解
インターネットのブラウザと言えば、
・Internet Explorer
・Mozilla Firefox
・Safari
・Google Chrome
などが有名だと思います。
これらのブラウザを使ってインターネットにアクセスする場合は規制がかかっているので閲覧出来るサイトも比較的安全なものばかりですが、これらの安全なサイトはインターネット全体の割合で見るとたったの10%程度でしかありません。
残りの90%の部分は『深層ウェブ』と呼ばれ、特殊なブラウザを使用しないと入れないような危険な領域となっており、
・流失した個人情報(クレジットカードなど)
・非合法な商品(違法ドラッグなど)
の売買がさかんに行われているのです。
かまぼこ板を捨てる人が怖い

▼節約評論家:和田 由貴先生の見解
『かまぼこに付いてる板は捨てる』という人が多いと思いますが、かまぼこ板を捨てるのはとてももったいないです。
かまぼこ板は節目や臭いがなく、意外と高品質な木材で出来ているので捨てずにDIYで活用するのが賢い選択だと言えるでしょう。
↓かまぼこ板で作られた作品
忘れた頃にやってくる養育費の請求が怖い

▼法律評論家:堀井 亜生先生の見解
養育費に関するエピソードでこんな怖い話があります。
出会い系で女性と知り合い、一夜を共にした男性がいました。
それっきり女性と会う事はなかったのですが、数か月後に女性から「実はあなたの子どもができたの」と連絡が来ました。
男性は半信半疑でしたが揉めるのも微妙だなと思い、女性に中絶をお願いして手術費用を負担することになりました。
無事に問題も解決して何事もなく暮らしていたのですが、3~4年経ったある日、弁護士から一通の通知書が届きました。
その中には、
「あなたのお子さんなので養育費を払ってください」
という内容が。
実は手術したと言っていた女性は手術をせずにひっそりと男性の子どもを出産。
何年か育てたあとに男性を探し当てて養育費を請求してきたのです。
DNA鑑定でも男性の子どもと判明していたので、最終的に男性は養育費を払う事となりました。
詐欺は金銭の被害だけでなく精神疾患の引き金になる

▼心理評論家:植木 理恵先生の見解
詐欺被害は金銭面において大きな損失となりますが、損失は金銭面だけでなく精神面においても大きな影響を及ぼします。
この損失は詐欺にあった本人だけでなくそれを防げなかった家族にも影響を及ぼし、本人・家族共にメンタルを長く患うこととなって『うつ病』を発症させてしまう恐れがあるのです。
特に60歳代以上の約3割は詐欺被害にあった事が引き金となってうつ病を発症させています。
詐欺被害にあったのに、
「私がバカだったんだ」
「私がなんでしっかりしていなかったんだろう」
「どうして防いであげられなかったんだろう」
といった感じで、
『被害者側なのに罪の意識を感じてしまう日本人特有の考え方』
が詐欺被害を広げる大きな原因として考えられるので、被害にあった本人・家族が権利や主張を大きく行うことが詐欺被害を防ぐ大事な方法だと考えられます。
靴下の穴が怖い

▼節約評論家:和田 由貴先生の見解
靴下は履いていると穴が開いてくると思いますが、穴が開く場所は大体決まっていると思います。
なので、穴が開きやすい場所に透明のマニュキュアを塗っておくと洗濯しても落ちないし穴も開きにくくなるので長持ちしやすくなります。
あと、靴下は色んな種類を買わずに同じ物を買った方がいいです。
もし片方の靴下がダメになっても他の靴下と組み合わせる事が出来るので、もう片方の靴下を捨てずに済みます。