世の中のホンマでっかな情報を各分野の評論家たちが発信していくバラエティ番組『ホンマでっかTV』。
2016年2月8日放送の今回は『血液型』をテーマに、各分野の先生たちが様々な専門知識を披露してくれました。
大きく分けて『A,B、O、AB』の4タイプに分類される血液型ですが、専門的な目線で見れば、
・かかりやすい病気
・長生きのしやすさ
・適切なダイエット方法
などいろんな事が分かってしまうそうです。
まさに「ホンマでっか」な内容ですね。
という訳で、今回も気になる内容をまとめていきたいと思います。
まず初めに

今の日本の人口に占める血液型の割合は以下になります。
A型:38%
B型:22%
O型:31%
AB型:9%
(近畿大学医学部2013年調べ)
100歳以上生きられる可能性が一番高いのはB型

▼総合医療評論家:亀井 眞樹先生の見解
慶応大学・老人総合研究所・理化学研究所の合同研究チームが『100歳以上の健康長寿な方300人』を対象に、血液型が何型かの調査を行ったところ
『約30%の人がB型』(他の血液型に比べてB型の割合が圧倒的に多い)
という結果が出たのです。
ちなみに、対象を70代に変えて同じ調査を行ってみるとB型の割合は『全体の約20%』となり、その人数は減少します。
要するに、
『70歳から100歳になるまでの間にB型以外の人は亡くなる確率が高い』
となるので『B型は長生きする』ということが言えるのです。
因果関係については不明ですが、統計上では『100歳以上でB型』という人の割合は明らかに多くなっているのです。
血液型の性格診断テストは病気のなりやすさによる推論

▼心理評論家:植木 理恵先生の見解
統計的にはすごく低い数値なので当てにならないのですが、
A型:ピロリ菌を持つ割合が高いので胃ガンになりやすい
B型:長寿の人が多い
O型:消化器官の疾患が多い
AB型:A・B両方のリスクを持っているため病弱
ということが一般的には言われています。
こういった傾向を元にして、血液型からおおよその性格を昔の心理学者たちは推測していたのです。
例えば、
「A型はピロリ菌を持っているし胃ガンが多いから『几帳面』なんだろうな」
「B型が長寿ってことはマイペースってことだろうし、多分『変わり者』なのかも」
「O型の人は紫外線とか消化器系の病気が多いってことを考えると、日光をバンバン浴びたり落ちてる物も気にせず食べちゃうような『大らかさ』があるんじゃないかな」
といった感じで、性格診断テストという物は『病気のなり易さと血液型の曖昧な統計』から導き出された心理学者の推論なのです。
覆面効果に注意…
血液型で性格の全てが決まる訳ではありません。
自分の子供に対して、
「あなたはA型だから几帳面で引っ込み思案ね」
というようなイメージを勝手に押し付けてしまうと、後天的にそうなってしまう可能性があるので気を付けましょう。
血液型によってダイエット法の相性がある

▼予防医学評論家:エリカ・アンギャル先生の見解
ダイエットは血液型によって相性が異なります。
血液型は人類の歴史の中でルーツが異なり、
一番古い血液型:O型で紀元前約40000年頃に出現
一番新しい血液型:AB型で約1000年前に出現
と言われています。
そのため、発祥した時期の生活に合わせた食事や運動がダイエットに向いているとされているのです。
血液型と歴史、消化しやすい食事、ダイエットに向いている運動をまとめると以下のようになります。
O型
歴史:紀元前約40000年頃が発祥。狩猟生活を主とした民族の頃に出現
食事:胃酸が多く出るため動物性たんぱく質の食べ物を消化しやすい
運動:アドレナリンを多く分泌するので運動量の激しいボクシングなどが適している
A型
歴史:紀元前約25000年~約15000年頃が発祥。農耕生活を主とした民族の頃に出現
食事:胃酸が出にくいので野菜や果物・魚・大豆製品を消化しやすい
運動:ストレスホルモンを多く分泌するのでリラックスしながらできるヨガ・ストレッチなどでストレスを解消することが大切
B型
歴史:紀元前約15000年~約10000年頃が発祥。遊牧生活を主とした民族の頃に出現
食事:乳製品・ラム肉などが消化しやすい
運動:頭を使うスポーツでテニス・バスケなどが適している
AB型
歴史:約1000年前頃が発祥。現在とほぼ変わらない時代に出現
食事:A・Bどちらの性質もあわせ持っているのでバランス良く摂取することが大切
運動:A・Bどちらの性質もあわせ持っているので激しい運動とリラックスできる運動をバランス良く行うこと
ちなみに、一部の人(全体の約2割)は血液型による影響を受けにくい体質を持っているので血液型ダイエットの効果が出にくい可能性があります。
アメリカではAB型の大統領が多い

▼予防医学評論家:エリカ・アンギャル先生の見解
一番新しい血液型であるAB型は人口が少なく、アメリカでは全体の約1~2%しかいません。
しかし、人口の少なさに対して『アメリカの大統領』になる人の割合がAB型は多いのです。
歴代大統領において、
『バラク・オバマ』
『ビル・クリントン』
『ジョン・F・ケネディ』
この3人の血液型はAB型になります。
そして、大統領の座を争ったヒラリー・クリントンも実はAB型なのです。
ペルー・ブラジルのネイティブインディオは全員O型

▼生物学評論家:池田 清彦先生の見解
海外ではO型が一番多く、南米にはB型がほとんどいません。
特にペルー・ブラジルなどのネイティブインディオの人たちは全員がO型です。
なぜこういった事が起きるのかというと、約1万2千年前に東アジアから南米に渡った私たちの祖先が、
『たまたま全員O型だった』
から、子孫たちも全員O型になってしまったのです。
ちなみにアメリカンインディアンも90%がO型になります。
B型は浮気をしやすく後悔しない傾向がある

▼マーケティング評論家:牛窪 恵先生の見解
先ほどの血液型ダイエットで説明があったように、もともと遊牧民だったB型は好奇心旺盛でフロンティアスピリットが強い傾向にあります。
しかし、そういった気質が影響してかB型は『浮気をしやすく後悔もしない』傾向にあるようで、過去に行われた調査では、
・不倫や浮気をして幸せだったと答えた人の約半分がB型
・浮気をして後悔していない人が60代のB型に一番多い
などの結果が出ています。
しかし、悪い所ばかりがあるわけではありません。
別の調査ではB型の男性が、
・家族
・妻や彼女
をすごく大事にする傾向もみられており、逆にA型の男性は
・妻や彼女の記念日を忘れる
・プレゼントを贈らない
といった人の割合が多い傾向もみられています。
最近の日本の総理大臣はO型が多い

▼経済評論家:門倉 貴史先生の見解
アメリカの大統領はAB型が多いというデータがありましたが、日本では『戦時中の東条英機さんから安部首相までの歴代首相36人』でデータを取るとその内の18人がO型といった結果になります。
一般人のO型の割合が約3割であることに対して、近年の首相のO型の割合は約5割となるためO型の人が首相になりやすいということが言えます。
O型の脳が一番大きい

▼脳科学評論家:澤口 俊之先生の見解
O型の人の脳が一番大きいという事が脳科学的に証明されています。
脳には小脳という部分があるのですが、O型の人は明らかにこの部分が大きいです。
特にA型やAB型の人の脳と比べてみるとよく分かります。
ちなみに、記憶に関する脳の部分もO型の人が一番大きいことという事が分かっています。
これは以前から言われていた『O型は認知症になりにくい』といった事にも当てはまってきます。
あと、小脳が大きいとバランス感覚にも優れる傾向にあります。
すい臓がんになりやすいのはB型

▼総合医療評論家:亀井 眞樹先生の見解
病気と血液型の関係性は基本的に無いとされています。
しかし、『すい臓がん』に関しては血液型ではっきりと違いがあることが分かっているのです。
『がん』の中でも特に発見と診断が難しい『すい臓がん』ですが、
すい臓がん患者:1534人
健常者:1583人
を対象に『血液型とすい臓がんの関係性』を研究してみたところ、
B型>AB型>A型>O型
といった順で『すい臓がん』になりやすいという事が判明しました。
このデータを10万人に換算して、1年間ですい臓がんになる人の割合を計算すると、
B型:44.5人
AB型:41.8人
A型:39.9人
O型:28.9人
といった結果になるので、B型はO型の1.5倍すい臓がんになりやすいという事が言えるのです。
合コンで圧倒的にモテるのはO型の男性

▼マーケティング評論家:牛窪 恵先生の見解
個人的な印象の問題もあると思いますが、ある婚活アプリで1000人の女性を対象に『彼氏にしたい血液型は?』というアンケートを取ったところ、
O型:52%
A型:31%
B型:11.3%
AB型:5.6%
という結果が出ています。
ちなみに女性もAB型があまりモテない傾向にありますが、なぜかAB型の男性にだけとてもモテる傾向があります。