ホンマでっかTVでおなじみの人気コーナー「どっち派討論会」。
2018年5月30日放送の今回は『友達のケンカを止めるかどうか』をテーマに各分野の先生方とホンマでっかTVのメンバーたちが様々な意見を交わしました。
ケンカの仲裁に入るべきか、それとも放っておいた方がいいのか。
今回はその内容について詳しくまとめてみたいと思います。
ホンマでっかメンバーはどっち?

仲裁に入る派
・明石家さんま
・マツコデラックス
・吉田敬(ブラマヨ)
・山本舞香
放っておく派
・島崎和歌子
・蛭子能収
・小杉竜一(ブラマヨ)
それぞれの意見は?

仲裁に入る派
明石家さんま
・ケンカとか言い合いとかの空気が大っ嫌い。なるべく楽しくいたいからものすごい大きな声を出して止めたりする。
マツコデラックス
・さんまさんと一緒で、楽しい席でケンカを始める人がホントに嫌い。ケンカしてる人たちをひっぺがすし、何だったら私が両者にパンチする感じ。
吉田敬
・最初のうちは放っておいて、熱くなってきたらケンカを止めて「お前の言うとること分かるけど、こいつの事考えたれよ!」「そしてお前はな…」みたいな感じで説得してる自分が好き。「俺、ええ事言うてるなぁ」って思える。
放っておく派
蛭子能収
・仲裁に入ったら相手から殴られるかもしれない。実際に仲裁して殴られた経験は一回も無いけど。
・もし仲裁に入ったとしても当人たちには仲裁してる人の声が聞こえていないと思う。
小杉竜一
・ケンカの仲裁をした人が語ってるのを聞いてる時間がすごく退屈に感じる。ケンカを止めると余計熱くなるし、放っておけば自然とおさまるからそのままにしておけばいい。
島崎和歌子
・ケンカは放っておくのが一番。ケンカしても結局仲直りして「熱い友情」みたいなこと言ってるからね。
各分野での意見は?

認知科学評論家:中野 信子先生の見解
▼放っておく方がいい!
人の感情が周囲に移る現象のことを『情動感染』と言いますが、ケンカの仲裁役に入るとこの情動感染が起きて当事者たちよりも仲裁役の方がエキサイトしてしまう事があります。
結果、中立的な立場でいたはずなのに介入したせいで当事者たちから逆に恨みを買ってしまった…なんて事も起きてしまいます。
介入しなければ当事者たちに対して悪感情を持たないし、恨みも買わなくて済むのでケンカは放っておいた方が良いと言えるでしょう。
マーケティング評論家:牛窪 恵先生の見解
▼放っておく方がいい!
ケンカというのは当事者たちが相手との距離感を測るために行う行為でもあります。
「どの程度だったら許されるのかな」
「どのくらい言ったら相手が謝ってくるのかな」
といった感じですね。
しかし、ケンカを仲裁してしまうと相手との距離感を測る行為を遮断してしまうことになるので仲裁に入るのはあまりよろしくない行為だと言えます。
それに統計を見てみると8人に1人がケンカの仲裁に入った事で、
・恨まれる
・悪者にされる
・骨折する
などの痛い目にあっているのでケンカは放っておいた方がいいと言えるでしょう。
まとめ
・仲裁に入ると当事者たちから恨みを買う恐れがある
・ケンカは当事者たちがお互いの距離感を測るための行為でもある
結果的には『友達のケンカは放っておいた方がいい』という結論になりました。
ケンカを黙ってみてられないという人も多いと思いますが、もしケンカを止めるとなった場合は後々の事やケガの事をよく考えてから行動した方が良いのかもしれませんね。