ホンマでっかTVでおなじみの人気コーナー「どっち派討論会」。
2018年8月1日放送の今回は『初対面の人の肩書きは気にするか』をテーマに各分野の先生方とホンマでっかTVのメンバーたちが様々な意見を交わしました。
初対面の人の肩書きは気にした方がいいのか、それとも気にしない方がいいのか。
今回はその内容について詳しくまとめてみたいと思います。
ホンマでっかメンバーはどっち?

気にする派
・島崎和歌子
・マツコデラックス
・大久保佳代子
・吉田敬(ブラマヨ)
・小杉竜一(ブラマヨ)
気にしない派
・明石家さんま
・立川志らく
それぞれの意見は?

気にする派
大久保佳代子
・気にしないって言っている人はきれいごとですよね
・私は肩書きや地位名声がある人が大好き。逆に地位名声が1個もない人は若干見下す癖もあります
・肩書きは初対面の人を知る材料でもあるから肩書きを気にするのは仕方ない
・地位名声のある人は努力してるし人間力もあるからそれだけの肩書きを手に入れたんだなと思う
吉田敬
・新幹線で隣になったおじさんや喫煙所で一緒になった人から名刺を貰う事があるけど、そこに『社長』という肩書きがあったら「あ、どうも!」とかしこまってしまう。逆に肩書きがない人だったら「何で名刺渡したんやろ?」って思ってしまう
・澤口先生を最初に見た時は「変な人やな」というイメージしかなかったが、澤口先生が『ノーベル賞候補』だったという話を聞いて「あ、この『変』にもちゃんと意味があったんや」と思えるようになった
マツコデラックス
・名刺を貰った時とかに変な肩書きがいっぱい書いてあるような人は絶対に信用しない。そういう部分があるから初対面の人の肩書きは逆に気にかけるようにしてる
気にしない派
明石家さんま
・ろくに仕事してないのに名刺の肩書きが『社長』という奴が周りにいっぱいいる。そういう奴が社長をやっているのかと思うと肩書きを気にしてる場合じゃないなって思う
・失敗した経験のある人やとんでもない人生を歩んできた人の方が話をしてても楽しい
各分野での意見は?

脳科学評論家:澤口 俊之先生の見解
▼肩書きは気にしない方がいい!
人は相手の顔を見ただけで、
・貧乏かお金持ちか
・信頼をおけるか
・頭が良いか悪いか
・犯罪者かどうか
などの情報を直感的に判断している事が実験の結果により分かっています。
〇実験内容
被験者を初対面である詐欺師と会わせ、
A:何も情報を伝えていない時
B:あとから『実はこの人社長です』と伝えた時
AとBの状況で詐欺師に対する被験者の信頼度がどのように変化したかを比較する
〇実験結果
それぞれの状況で「この人をどの程度信用出来そうですか?」と質問したところ、
Aの時:「あまり信用できなさそう・・・」と回答
Bの時:「信用できる」とすぐに回答
つまり、直感的に相手の事を「不審だ!」と見抜けたとしても肩書きによって相手を信用してしまう傾向があるので肩書きは気にしない方が良いという事が言えます。
経済評論家:門倉 貴史先生の見解
▼肩書きは気にしない方がいい!
肩書きに弱い人は肩書きで相手を信用してしまうので詐欺被害に遭いやすい傾向があります。
結婚詐欺師などは「自分はお金に困ってませんよ!」というアピールをするために『経営者』や『社長』などの肩書きを利用して近づいてくる事があるので、お金を騙し取られたくなければ肩書きで相手を判断しない方が良いと言えるでしょう。
印象評論家:重太 みゆき先生の見解
▼肩書きは気にした方がいい!
『明石家さんま』さんや『立川志らく』さんのような有名人であれば肩書きが無くてもその人がどんな人なのか名前だけでイメージ出来ますが、一般の方だと名前だけではその人がどんな人なのかイメージが付きにくいと思います。
例えば、
▶『印象評論家』の重太みゆき先生
であればその人がどんな人なのか大体の想像が付くし、印象に関する評論を行っても信頼を持って聞いてもらえます。
しかし、
▶重太みゆき先生
だと知らない人からすればどんな人なのか想像がつかないし、印象に関する評論を行っても相手にしてくれる人は少ないでしょう。
肩書きがあることでその人がどんな人なのかイメージをしやすくなるし会話を盛り上げるきっかけにもつながってくるので、肩書きを気にする事はとても大事なことではないかと言えます。
まとめ

・人間は相手の顔を見ただけでどういう人か判断出来る
・肩書きに弱いと詐欺被害に遭いやすい
・相手とコミュニケーションを取るのに肩書きが役立つ
どちらかといえば『肩書きは気にしない方がいい』という結果になりました。
その人を知る為・コミュニケーションを取る為の材料としてはとても有効ですが、肩書きだけにとらわれてしまうと大事な部分が見えなくなってしまう可能性があるので、初対面の人の肩書きについてはほどほどに受け止めておくのが良さそうですね。