日常生活において何の疑問も思う事なく、ごく当たり前のことだと考えている常識。
しかし、そんな常識だと思っていたことが実は世界的に見ると日本だけだったとしたらビックリですよね。
今回放送のホンマでっかTVでは、そんな日本だけにしかない常識たくさんあることを評論家の方たちが教えてくれるそうです。
という訳で今回もさっそくそんな情報たちをまとめてみたいと思います。
バリウム検査をしているのは日本だけ

■総合医療評論家:亀井 眞樹先生の見解
集団検診でバリウムを飲んでいる人は日本に1000万人ほどいます。
しかし、バリウム検査には課題があります。
まず、内視鏡検査より胃がんの発見率が低い事。
そして透視を行うので胸のレントゲンを撮る時の何倍もの放射線を浴びてしまう事です。
逆を言えば内視鏡検査の方が胃がんなどの発見率がはるかに高く、場合によってはその場で処置も出来てしまいます。
どうせやるならバリウム検査より内視鏡検査の方がいいのではないかという声が起きそうですが、実はこういった声はもともとありました。
しかし、実現出来ない問題点があります。
それは内視鏡の専門医が日本にはまだ16000人ほどしかいないという事です。
全ての検査を内視鏡で行うことは人数的にも難しい状況なので、とうぶんはバリウムと内視鏡の検査が併用されることが考えられます。
失業が原因で命を絶つのは日本人だけ

■異常心理評論家:杉浦 義典先生の見解
欧米の場合、人生の窮地に立たされたときに自ら命を絶つ原因は、
『奥さんに出て行かれた』
『子どもと別れてしまった』
などの家族に関する理由がほとんどです。
しかし、『失業してしまった』という理由だけで命を絶つのは日本だけなのです。
これには日本特有の文化が影響しています。
日本人は近所や会社での評判など、周囲の人たちが自分の事をどう思っているかで自分の価値を判断するため、
『失業』=『命を絶つ』
という行動にいたってしまうのです。
石油が無くなると思っているのは日本だけ(武田先生の持論)

■環境評論家:武田 邦彦先生の見解
持論になりますが石油を節約している国は日本だけ、また石油がなくなると思っている国も日本だけなんです。
他の国では、
「石油は無くならないし、無くなるとしてもずっと先の話だから節約なんてふざけるな」
と考えています。
例えば、アメリカ人に節電を説明しても、
「なんで電気をつけちゃいけないの?」
「なんで人間より石油が大切なの?」
と反論され、なかなか理解してもらえないのです。
※アメリカでは電気代は家賃に含まれる
■生物学評論家:池田 清彦先生の見解
アメリカの節電について補足ですが、アメリカでは家賃に電気代が含まれているのでどれだけ使おうと家賃は変わりません。
なので、暑い日や寒い日に外から帰ってきて快適でいられるように一年中電気はつけっぱなしなのです。
そのため、節電という考えは持ち合わせていないので『もったいない』という考えがアメリカにはないのです。
良いことの後に不幸を感じるのは日本だけ

■認知科学評論家:中野 信子先生の見解
良いことがあると不幸を感じるのは日本人だけです。
例えばおみくじで大吉が当たると、
「大吉で運を使ってしまったので次に悪いことが起きるかも」
と日本人は考えてしまいます。
他にも、
「素敵な人と出会えたけど浮気されちゃうかも」
「会社でこんなに良い職を得ることが出来たけどいつか辞めさせられたらどうしよう」
と考えてしまう人もいると思います。先ほどの日本人の石油に対する考え方にもこの事が当てはまりますよね。
これは日本人が遺伝的に不安を感じやすい傾向にあるため起こる現象で、古くから災害が多かった日本ならではの考え方だと考えられています。
ちなみに世界の153か国を対象に調査が行われた『世界の幸福度ランキング』というモノがあるのですが、サービスがとても充実していて環境に何の不自由もない日本がなぜか53位になっています。
これも日本人の将来に対する不安が現れた結果だと思われます。
自分の家族をけなすのは日本人だけ

■言語コミュニケーション評論家:アルモーメン・アブドーラ先生の見解
自分の家族をけなすのは日本ならではの行動パターンです。
例えば日本人の親は友人知人の前で子供の事を話す時に、
「うちの子は朝起きるのが遅い」
「うちの子は片付けが出来ない」
と話すことが多いです。
しかし海外は日本と逆で、こういった時は家族のことを褒めたたえます。
では、なぜ日本では家族をけなすような行動をとるのかというと『話す相手を立てる』という意味合いがあるからです。
会話の中で『謙譲語』や『尊敬語』を使い、相手との距離感・関係性を探る傾向があるのが日本人なんですね。
本当の事を隠すのは日本人だけ

■生物学評論家:池田 清彦先生の見解
日本人は本当の事を言ってはいけない民族なんです。
例えば女同士の会話で、「私太った?」と聞かれた時に「太ったね」とは絶対に言えません。
こういった時に質問する側は「太ってないよ」と否定をして欲しくて相手に聞きます。
しかし海外では考え方が違って、「私太った?」と聞く時は「太ったね。ダイエットした方がいいんじゃない?」と相手に肯定を求める時に相手へ質問するのです。
否定してもらうために相手に質問するってなんか変な話ですよね。
レジのお釣りをあまり数えないのは日本人だけ

■生物学評論家:池田 清彦先生の見解
日本人は見栄っ張りなところがあります。
それを日本人に一番感じるのはレジのお釣りを数えないところですね。
海外はほとんどの人がお釣りを数えますが日本人はあまり数えないです。
メンドクサイというのもありますが、細かいお金を気にしている姿がカッコ悪いという見栄がある部分もあると思います。
タンス預金が86兆円もあるのは日本だけ

■経済評論家:門倉 貴史先生の見解
ここ最近で日本人のタンス貯金がとても増えています。
1995年は『約5兆円』だったのが2008年には『約30兆円』を突破して、2012年には『約86兆円』にものぼっているのです。
タンス預金ほどリスクのある貯金は他にないと海外では言われているので、この状況は世界の常識から見たらありえない世界なのです。
ではそんなタンス預金がなぜ日本では多いのか。
それは日本の銀行に理由があって、
・金利が低い
・ATMの手数料が高い
・銀行が破たんしても1000万円までしか保護されない
という理由から日本ではタンス預金をする人が多いのです。
にわか雨でもカサを差すのは日本だけ

■環境学評論家:武田 邦彦先生の見解
雨が降ってカサを差すのは日本だけです。
日傘のような物は海外にもありますが、海外では雨が降ってもカサを差すことはほとんどありません。
別れ際に「頑張って」は日本特有の言葉

■言語コミュニケーション評論家:アルモーメン・アブドーラ先生の見解
実は日本語の「頑張ってね」という言葉は他の言語に訳しにくい言葉になんです。
英語を例に挙げると、別れ際の言葉に「Good bye」や「Take it easy」という言葉がありますが「頑張ってね」と比べるとラフな意味合いの言葉になってしまいます。
ではなぜ「頑張って」という独特の日本語が生まれたかというと、日本は結果より過程を大事にする考え方があるので
「頑張る」
「一生懸命やる」
などの表現が多く生まれたのではないかと考えられます。
自分の体臭が相手に不快か気にするのは日本人だけ

■異常心理評論家:杉浦 義典先生の見解
日本人は他の人のことを気にするのですが、日本人独特の気にし方が『自分の事で相手が不快になっていないか』と考えるところです。
人前に出るのが嫌な場合を例に挙げてみると、
欧米人の場合:自分に焦点をあてる
例)「上手く喋れなかったらどうしよう」「接し方を間違えたらどうしよう」
日本人の場合:周囲に焦点をあてる
例)「目つきが悪いと思われてるんじゃないか」「自分の体臭がくさいと思われてるんじゃないか」
といったように『周りにご迷惑をおかけしているんじゃないか』と日本人は考える傾向があります。
日本人は他人との関係で自分の価値を決めてしまうので、他人に迷惑がかかるかが不安の焦点になってしまうのです。
まとめ
日本人あるあるだなと思える内容が多かったですね。
やはり島国なので海外との交流も少なかったのが独自の文化を作り上げた原因なのかもしれません。
最近ではネット環境も充実してきて海外にも気軽に渡れるようになったし、これから少しずつ日本の常識も変わっていくことになるかもしれませんね!
今後の日本がどんな文化になっていくのか非常に楽しみです。
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