世の中のホンマでっかな情報を各分野の評論家たちが発信していくバラエティ番組『ホンマでっかTV』。
2018年6月13日放送の今回は『各世代における美容術』をテーマに各分野の先生たちが様々な知識を披露してくれました。
・肌の老化スピードの8割は浴びた紫外線の量で決まる
・化粧は完璧に落とさなくていい
・高齢者は無理にタバコを止めない方が良い
など、今回も「ホンマでっか!?」な情報が盛りだくさん!
という訳で、今回は各世代ごとの美容術について様々な知識をまとめていきたいと思います。
肌の老化スピードの8割は浴びた紫外線の量で決まる

▼肌ケア評論家:澤田 彰史先生の見解
肌のケアにおいて一番大事なのは『UVケア』です。
見た目(肌)の老化スピードの8割は浴びた紫外線の量で決まるので、UVケアさえしっかりしていれば十分な肌ケア効果が期待出来るのです。
日光を浴びないと体内でビタミンが生成されないと言われていますが、手のひらで15分ほど紫外線を浴びれば十分な量のビタミンが生成されます。
各世代における美肌に効果的な食べ物

▼肌ケア評論家:澤田 彰史先生の見解
10代:しらたき
10代における肌の悩みで一番多いのが『ニキビ』です。
このニキビの主な原因として考えられるのが『便秘』なのですが、この便秘を解消するためにオススメな食べ物が『しらたき』になります。
しらたきには食物繊維が多く含まれているだけでなく麺類の置き換えとしても利用できるので、便秘の解消だけでなく糖質制限の効果も期待が出来るのです。
便秘になると体内の悪玉菌が増加して活性酸素が発生します。
その活性酸素が血流に乗り、皮膚に蓄積されていくことでニキビが発生するのです。
20代:赤ピーマン
20代における肌の悩みと言えば10代に引き続き『ニキビ』が考えられます。
このニキビを解消するのに効果的な栄養素が『ビタミンC』なのですが、このビタミンCを豊富に含んでいる食べ物が『赤ピーマン』になります。
赤ピーマンはビタミンCの含有量が多く、緑ピーマンの2倍の量が赤ピーマンには含まれているのです。
果物には糖質が多く含まれているので食べると血糖値が急上昇します。
血糖値が上昇するとニキビの原因と言われる活性酸素が多く発生してしまうので、ニキビ対策としてはあまり良くないと言われています。
30代:レバー
30代は20代の頃と比べるとあまり無理が利かなくなってきます。
その主な原因として考えられるのが『鉄分の不足』です。
鉄分はコラーゲンの原料になるので、鉄分が不足すると体内でコラーゲンが作れず『しわ』や『たるみ』などの原因になります。
そんな鉄分不足を解消する食べ物としてオススメなのが『レバー』です。
鉄分は肉や魚に多く含まれますが、その中でもレバーが一番効率良く鉄分を摂取することが出来ます。
40代:ちりめんじゃこ
40代になると体内においてコラーゲンがほとんど作られなくなるので、体内のコラーゲンを増やすことがとても重要となってきます。
そのためコラーゲンが多く含まれている食べ物を摂取する必要があるのですが、コラーゲンがたくさん含まれる食材として通常思い浮かぶ『フカヒレ』は高級過ぎて気軽に食べることが出来ません。
そこでオススメなのが『ちりめんじゃこ』です。
意外かもしれませんがちりめんじゃこにはコラーゲンが豊富に含まれていて、約22g摂取すれば1日に必要なコラーゲンの量をまかなう事が出来るのです。
『コラーゲンはタンパク質なので摂取してもアミノ酸に分解されてしまう。なので美肌効果は期待できない。』
とされていましたが最近の研究結果で、
『全てのコラーゲンがアミノ酸に分解される訳ではなく、約10%のコラーゲンはコラーゲンペプチドとして吸収される。』
という事が判明しています。
なのでコラーゲンを摂取するのにはちゃんと意味があるのです。
▼教育評論家:尾木 直樹先生による補足
肌深層部の細胞を活性化させ、コラーゲン等の生成を促す『コラーゲンマシン』が最近話題になっています。
↓コラーゲンマシン(全身用)
↓コラーゲンマシン(フェイス用)
※コラーゲンマシンを導入しているサロンが全国にあるので、気になる方はお近くのサロンを探してみるといいかもしれません。
一回の利用料金はおおよそ3000~5000円のようです。
50代:納豆
50代の肌が老化していく主な原因の1つに『腸内悪玉菌の増加』が考えられます。
そのため善玉菌を口から補給してあげて悪玉菌の増加を防ぐことが重要になってくるのですが、その方法として一番オススメなのが『納豆』を食べる事です。
50代から発症するアレルギーは治りにくい

▼生物学評論家:池田 清彦先生の見解
50代から発症するアレルギーは治りにくいので高齢の方は食べる物に気を付けた方がいいです。
食事後に体調を崩すようなことがあれば何を食べたかチェックしておいて、次も同じようにならないかよく確認しておいた方が良いでしょう。
ちなみに加工度の高い食べ物(例:納豆、豆腐、野菜炒めなど)はアレルギーが出にくいのですが、加工度の低い食べ物(例:豆乳、生湯葉、生野菜など)はアレルギーが特に出やすいです。
50代以降になって加工度の低い食べ物を食べた事によりアレルギーを発症したというケースがよく見受けられます。
化粧落としは40秒以内。あとは残ったままで大丈夫

▼肌ケア評論家:澤田 彰史先生の見解
化粧はキレイに落とさないと肌に悪いと言われていますが、化粧はUVケアとしての機能もあるので無理に落とそうとしなくて大丈夫です。
多少残ってても肌に害はないので、40秒ほどで手短に終わらせて落ちなかった化粧はそのままにしておいて特に問題はありません。
思春期のダイエットで過度な脂質制限はNG

▼骨格筋評論家:岡田 隆先生の見解
脂質はエネルギー量が多いので制限をすればすぐに痩せることが出来ます。
しかし思春期は性ホルモンがたくさん出る時期なので、この時期に過度なエネルギーの摂取制限を行ってしまうとエネルギーが不足して十分な性ホルモンを分泌する事が出来なくなります。
その結果、性ホルモンの不足により女性は女性らしい体に、男性は男性らしい体になる事が出来なくなってしまうのです。
女子の小学生や中学生の間で過度なダイエットが流行っているみたいですが、ダイエットをする際は食事を制限するのではなく『よく食べてよく動く』方が健康的でオススメなのです。
60代で無理にタバコを止めない方が良い

▼生物学評論家:池田 清彦先生の見解
60代以降になってから無理に禁煙をしようとするとニコチンが切れた時に、
・便秘
・頭の回転が悪くなる
などの症状が現れるので無理な禁煙はかえって逆効果です。
それに60歳以降でタバコによる肺がんを発症したとしても、がん細胞が大きくなるまでに約30年はかかるので、そのがんが原因で亡くなるという可能性はとても低いです。
元から肺に病気を抱えている人はもちろん止めるべきですが、特に病気もなく健康的な60代以降の人は無理にタバコを止める必要はないのです。
もし禁煙を始めるのであれば30~40代までには始めておいた方がいいでしょう。